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Channel: まつざきあけみのブログ
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昭和33年「少女」10月号 東京タワー建設途中

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表紙 松島トモ子
 
口絵 フェルト生地ボンフェルトの広告
    バレエ「青空に踊る」 鰐淵晴子・朗子姉妹
 
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次号付録予告 「少女万年筆」
付録に万年筆だなんて豪華ですね。
でも少女向けならもっとかわいい色にすればいいのに…と思ったら「少年」10月号にも同じ付録が付いています。両誌兼ねていたわけですね。
このころ万年筆って既にカートリッジ式があったのでしょうか。
スポイト式の万年筆ってありましたよね。
この付録はスポイト式でしょうか。
 昭和41年頃、学生の間で『英雄』というスポイト式の万年筆が流行りましたよね。
友達が持っているのを借りて使ったことがあります。
安価な中国製だったから学生の手に届きやすかったのでしょうね。
『英雄』とはメーカー名だったのか商品名だったのか…。
私は最初“ひでお”と読んでいました(^_^;)
 
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「カバヤココナツキャラメル」の広告
 
「東京・パリ」 高橋真琴
パリの名所を写真合成で紹介。
 
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世界一のテレビ塔「雲の上ではたらくおとうさん!」
建設途中の東京タワーです。
この少女のお父さんは建設の監督さんなのだそうです。
 
連載映画物語「りんご姉妹」
松島トモ子主演の東映映画
 
「となりのとまちゃん」 にしなさだお
 
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「少女三人」 牧美也子
昭和の食卓 ちゃぶ台 おひつ お鍋の三点セット。
電気釜が作られた頃、電気鍋も発売されました。
いくら電化時代と言ってもさすがに電気鍋はすぐに無くなりましたけど(^_^;)
 
左下 切れちゃいましたが少女がたらいで洗濯しています。
そのたらいに“共同”と書いてあります。
アパートなどの共同流し場ではたらいも共同だったのですね。
 
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新連載「青い目のマリー」 松本あきら
松本氏の少女はかわいい(*^_^*)
 
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「消えたうば車」 うちのすみを
この時代の代表的なうば車のデザインですね。
妹が乗っていたのを覚えています。
一緒に乗っていて、私は頭から落っこちたことがある、と母は言うのですが私は全然覚えていない(^_^;)
頭を打ったせいでしょうか(^_^;)
 
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写真読み物「くるみちゃんはもう泣かない」 橋田寿賀子
くるみちゃんのスカートの前あたりにみかんのスジがあるのがわかりますか?
他のページにも何箇所かスジが入っています。
56年前、寝転んでみかんを食べながら読んでいた少女の姿が目に浮かびますね。
 
「かおりちゃんのひみつ」 水島順
 
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美空ひばりちゃんの映画漫画「そのマリ子はにせものです!」 オオトモヨシヤス
(東映映画「ひばりの花形探偵合戦」より)
当時の東京下町の象徴、お化け煙突が描かれています。
お化け煙突とは足立区千住の火力発電所の煙突で、ひし形に4本並んでいて、方角により重なって3本、2本、1本に見えることから呼ばれた呼称です。
昭和28年の映画「煙突の見える場所」で一躍世に知られることになりました。
千住生まれの私はお化け煙突を見て育ちました。
千住の土手をテッテッテッと走り、3本、2本になるまでは見ましたが、1本になる場所までは遠すぎて行かれませんでした。
 
オオトモ作品にもちゃぶ台が登場しています。
気をつけてみるとちゃぶ台の足が経机の足のように下の方が外側に反っています。
うちのちゃぶ台の足はストレートだったと思います。
もしかして初期のちゃぶ台はこんな足だったのでしょうか。
 
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「クラスおてんば日記」 今村洋子
 
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「あけみのねがい」 東浦美津夫
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 実話「おうちへかえりたい!」
 母が亡くなり、幼い妹の面倒を見る定子ちゃん。
漁師の父の借金の為に夏休みは毎日子守の仕事をしなければならない…。
 
「白い牙」 大竹昌夫

昭和33年「少女」3月号 「母さんふたり」(横山光輝)最終回

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表紙 松島トモ子
 
口絵・シルエットのイラストは藤井千秋。ピンクの台紙に別刷りの紙が貼られています。
映画紹介「おかあさんの目」(東映映画「仔山羊と少年」より)小鳩くるみ
 
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折り込みイラスト「もうすぐです!宇宙旅行ができます」
モデル・近藤圭子、安田章子、渡辺典子 高荷義之氏のイラストとの合成。
少女誌での未来想像図は珍しいです。
 
19××年 3人は宇宙旅行の基地「チタン」(土星の衛星)の上を宇宙自動車に乗ってとんでいます。
(中略)こんなゆめも、あなたがお母さんになるころには、きっと、あたりまえのことになっているでしょう!
…って、おばあさんになってもまだ宇宙旅行はかないませんね(^_^;)
 
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懸賞「近藤さんといっしょに東京見物ができます」
車のことはよくわからないのですが、デザインからして高級車なのでしょうね。
この時代に自家用車を所有するにはそれなりの収入のある人なのでしょうね。
 我が家のアルバムの中に、乗用車を背景にポーズをとる小学生の妹の写真が数枚あります。
ビンボーな我が家に車などあろうはずがなく、なんでそんな写真があるのかと妹に聞いたら、母親に他人の車の前に立たされて撮ったのだと。そしてそんなことが何回かあったのだと。
そう言えば私も入学式の日など、母親に言われるまま他人の家(門構えの立派な)の前で写真を撮られました(^_^;)
妹の七五三の写真も他人の家の前(^_^;)
母親の“見栄”だったのでしょうか(^_^;)
おかげで実際の住まいの写真は一枚もありません(^_^;)
 
「母さんふたり」 最終回 横山光輝
 
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実の母、辻陽子はかえでに母と名乗ることもなく去っていく…。
「母さんふたり」は昭和37年「少女ブック」でリメイクされますが、ラストはどうなのでしょうか?
 
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広島で被爆し、後に広島平和記念公園にある原爆の子の像のモデルになった佐々木禎子さんが亡くなって3年。「少女」読者が折った折鶴を持って近藤圭子さんが原爆病院や施設、佐々木さんの家を訪問した時の様子。
 
次号付録予告
 
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「あらしをこえて」 高橋真琴
 
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「おてんば日記」 今村洋子
 
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「あかいお月さま」 うちのすみを
よっ子ちゃんのお部屋に折り紙で作ったクサリがあります。
小学校のクリスマス会でこんなの作ったなぁ(*^_^*)
たまにメビウスの輪になっちゃったりしてね(^_^;)
今でも学校で作ったりしているんでしょうか?
 
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新連載「あけみのねがい」 東浦美津夫
 
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東京にあったほんとうのお話「おとうさん!お酒をのまないで!」
てる子さんのお父さんはひどい酒のみで、その上パチンコ、競輪に明け暮れ、お母さんの内職のお金も持ち出す始末。
てる子さんは新聞配達をして家計を助けるが、お父さんはそんなてる子さんのセーラー服まで質に入れてしまう。
しかし、交通事故で病院に運ばれたてる子さんを見てお父さんは反省して、これからはまじめに働くと約束する…。
 
「ウララちゃん」 水谷武子
テレビ見たさにウララちゃんは電気屋さん通い。
 
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「わかれのワルツ」 松本あきら
 
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「白鳥の祈り」 わたなべくにを
当時の生活様式がとてもよく描かれています。
台所にある電気ポットはちゃんとプラグまで描き込んであります。
冷蔵庫から取り出す缶詰には“くじら”の文字が。
このころだったかな?牛缶を装ったクジラ肉の偽装事件がありましたが、今ならクジラ肉の方が高級なんですよね。給食でクジラの竜田揚げを食べていた私たちはなんてリッチだったのでしょう(^_^;)
 食料品屋さんのとなりのベーカリーのウィンドウには憧れの三段重ねのケーキが。
 
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 写真小説「負けるな幸吉」 橋田寿賀子 モデル・小鳩くるみ
 
「牧葉は夕焼け」最終回 横山まさみち

昭和33年「少女」6月号 「紅こうもり」「赤いお月さま」最終回

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表紙・松島トモ子
 
口絵・懸賞を兼ねた浴衣紹介。 51人に浴衣が当たります。
値段は¥950。今の価格ならおよそ¥10000くらいでしょうか。
最近の浴衣は外国製のプリントが多いのでかなりリーズナブルですね。
♪浴衣の~君は~ススキのかんざし~♪…なんちゃって♪
 中学の家庭科の授業で浴衣を縫いました(*^_^*)
ミシンより手縫いのが得意だったので成績は良かったですよ♪
でも自分では着なくて母親にあげちゃったけどね(^_^;)
 教科書や地域によって違いもあるのでしょうが、1,2学年下の世代からは“浴衣”でなく“パジャマ”になったようです。
 
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「あらしをこえて」 高橋真琴
 真琴作品には珍しい貧乏長屋のシーン。
どぶ川もリアルですね。
当時のごみ捨てのマナーはひどいもので、どぶ沿いの家からは日常的に家庭ごみが捨てられていましたね。
足立区・葛飾区もこれほどの川幅はなくてもどぶ川はたくさんありました。
落ちた子もいました(^_^;)
 
 
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次号付録予告
金属製の白鳥ブローチがステキ♪欲しいです♪
 
「紅こうもり」最終回 横山光輝
紅夫人の正体は吸血鬼だった。
 
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「あけみのねがい」 東浦美津夫
 
「あかいお月さま」最終回 うちのすみを 原作・樹純之
当初は原作者名はなかったのですが…いつの間に?
 何者かにさらわれた妹のよっ子ちゃん。鬼子母神の仕業では?
いつの間にか“鬼子母神”の事はどこかにうっちゃられています(^_^;)
 
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鬼吉の札束の数え方『いっちょや にちょや…』って、面白いですね。どこの言葉でしょうか。
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最終回全ページご紹介しました。風こぞうさん、すっきりしました?
 
「クラス おてんば日記」 今村洋子
 
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「わかれのワルツ」 松本あきら
 
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「うららちゃん」 水谷武子
どぶ板の下にお金を落としてしまったうららちゃん。
 
 うちの妹は小さい時、どぶ板沿いを歩くのがクセで、2度ハマったことがあります(^_^;)
U字溝にも落ちました(^_^;)
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新連載「かおりちゃん」 水島順
バレエの発表会。かおりが主役に選ばれたが、ライバルのゆみ子は自分が主役に選ばれなければ母親にバレエを辞めさせられると言う…。
 
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「白鳥の祈り」 わたなべくにを
背景の描き込みが前回より乏しくなっています。忙しかったのでしょうか。
 
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読み切り「白いバラ」 横山まさみち
 
 

昭和33年「少女ブック」1月号 もう夏なのに季節っぱずれ(^_^;)

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表紙・鰐淵晴子
鰐淵晴子は昭和26年にはすでに「少女サロン」の表紙を飾っているので、少なくともこの33年で7年間は少女雑誌の表紙モデルになっています。
松島トモ子が昭和28年の「少女」あたりから昭和37年の「少女ブック」くらいまででしょうか。
ハーフの強みで鰐淵晴子は時代を感じさせない洗練された美人ですね。
それにしても“あけましておめでとう”の文字が何と遠慮がちに書かれているのでしょう(^_^;)
 
口絵・『スキー場のお正月』 鰐淵晴子・朗子姉妹
折り込み口絵・『おどりぞめ』美空ひばり・松島トモ子
 
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名曲アルバム『赤い靴』 絵・勝山ひろし・相沢光朗
「赤い靴」の歌詞“いじんさんにつれられて…”のくだり。
子供のボキャブラリーに“異人”なんてないから“良いじいさん”て歌ってましたよね(^_^;)
 
『あけましておめでとう』 宝石の精に扮する古賀さと子 上田みゆき 中川弘子 小鳩くるみ 近藤圭子
 
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次号付録予告
④のおさいほうセット。私はこれを持っていました。
2月号を買ったからではなく、もっと後になって駄菓子屋さんで手に入れました。
新聞紙で作った袋の中に雑誌の付録が入っていて、その束の中から引くのです。
学年誌、少年誌、少女誌と中身は雑多でしたが、付録は何でも好きだったので毎日5円で一つ買うのが楽しみでした。
このおさいほうセットもその中の一つで、とってもお気に入りでした。
この写真見た時、あっ…!この時の付録だったのかぁ…!とちょっと感動。
パズルの失くしたピースが埋まった感じです。
 
「ピンクの天使」 手塚治虫 6ページ
 
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中・「少・ブ」増刊号予告。
この号はUPしてあります。表紙のないジャンク品でしたが、こんな表紙だったんだ…。
 
写真小説「赤いランタン」 出演・松島トモ子
 
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「ばらの耳かざり」 うちのすみを 8ページ
浅草・六区が細かく描かれています。
 少女が公園で街頭テレビを見るシーンがあるのですが、“宣伝用テレビ”とあります。
ベンチまで用意されています。
この本が発売された昭和32年はまだほとんどの家庭にはテレビはありませんでした。
父親に連れらて近所の公園の街頭テレビを観に行きました。
商店街の中の公園なのでたぶん集客の為に商店主が設置したのだと思います。
柱の上に木箱が据えられていて、夕方になるとおじさんが箱の観音扉を開いてテレビのスイッチを入れてくれます。たぶんプロレスを見たんだと思いますが、とりあえずテレビが映っているだけでワクワクしていましたね(^_^;)
でもベンチなどなく、みんな立ち見だったけど。
 
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「山びこ少女」 わたなべまさこ 8ページ
右の少女の足元あたりにサルノコシカケが(^_^;)細かい描写ですね(*^_^*)
 リアルタイムでは読んでいない作品ですが、「ミミとナナ」「さくら子すみれ子」以前にもまさ子先生の双子物があったんですね。
全く別の境遇で育つ双子物という設定は、使い古されているようでも結構現代ドラマでもありますね。
 森永の板チョコが(^_^;)
福引の景品にありました(^_^;)
 
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「青空娘」 8ページ 牧かずま 原作・源氏鶏太
源氏鶏太も少女漫画の原作を書いていたんですね。
  角型のちゃぶ台の上にふちの欠けた茶碗が(^_^;)芸が細かい(^_^;)
このころの子供用の茶椀に、きわめて安っぽいプラスチック製の物がありました。
やはりプラスチックの箸には頭にこけしが付いていて…(^_^;)
こけしと言えば鉛筆の頭にこけしを彫ったりしませんでした?(^_^;)
 
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「ぼくちゃん」 上田とし子 5ページ
 
探偵少女小説「女工の仮面」 島田一男 絵・暁 唯志
“暁 唯志”は木村光久氏の様です。
 
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ラジオ放送「とも子捕り物帳」 わたなべくにお
 
『おたのしみ映画館』
「青春航路」 江利チエミ
「見事な求婚」古賀さと子 春日八郎
 
「きえたバレリーナ」 保谷よしぞう
 
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「なぞの花やしき」 真田昭男
この作者についてはよくわからないのですが、松本あきら氏に似ていますね。
他の作品では牧美也子氏に似ていたりします。
もしかしたら両氏のアシスタントをされていたんでしょうか。
 
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勝山ひろし(絵)の絵物語の下段に赤塚不二夫氏のちっちゃな漫画があります。
 
少女小説「おかあさん」 絵・糸賀君子
 
イメージ 11 「すみれさん」 入江しげる
 
小説「夢いつの日」 絵・勝山ひろし
 勝山ひろし氏の作品は一誌の中でも複数作、他の雑誌や付録にも多数描かれています。
年長の少女向には中原淳一、年少の少女には勝山氏が圧倒的に人気があったようです。
 
 

昭和42年「なかよし」9月増刊号

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夏も近づいて参りました。
「なかよし」増刊『夏休みお楽しみ号』A4判です。
39年創刊のA4判増刊「なかよし」も3年目になりますが、翌年の9月の増刊はB5判なので、A4判はこの号か翌42年お正月号が最後になるのでしょうか。
 創刊の頃の執筆陣と比べると豪華さにいささか欠けます。
 
口絵・『夏休みおしゃれバッグ大けんしょう』
夏の定番カゴバッグ。現代でも十分通用するかわいさですね。
モデルは由美かおる、高見エミリー。
 
「なかよし」10月号付録予告。
“立体リビングセット” 応接三点セット、鏡台、ステレオ、洋ダンス。 女の子の憧れですね♪
ミニバッグもかわいい。
しかしこのころの由美かおるは結構太めだったのね(^_^;)
 
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巻頭絵物語「銀の谷のマリア」 松本零士・牧美也子共作
4色カラー4ページ+2色10ページ。
1958年「少女クラブ」4月号付録「銀の谷のマリア」(松本あきら・作)がモチーフになっています。
同じ増刊の松本氏の「ナターシャ」は立ちくらみするほど美しかったのですが、この作品はやや手抜きの感があって残念です(-_-;)
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↑この様なシーンは合作ではなく牧氏単独の絵の方がいいと思いますね。
 
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「チャコねえちゃん」 竹中きよこ
 
「スターのおたのしみ劇場」
吉永小百合、タイガース、日野てる子、由美かおる、舟木一夫、内藤洋子。
タイガースはかなり初期の写真ですね。
芸能記事の中でもまだG・Sは少なく、タイガース、ブルーコメッツ、スパイダースが掲載されているのみです。
 
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「朝顔夕顔」 松井由美子
村娘かすみはキリシタン弾圧から逃れたきょうだいをかくまうが、地獄谷のおばばに知れるところとなり、二人を逃すため自らおとりとなり命を落とす…。
 
「うそつき」吉森みきを
トコの家は魚屋。
同級生の茂はトコの店の魚を食べて赤痢になったと言う。しかし親に止められていた買い食いが原因だったが茂は本当のことが言えない…。
 
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絵物語「にんじん」 絵・水野英子  原作・ルナール
 
「きょうだい三人」保谷よしぞう
両親を亡くしたきょうだい三人。姉は内職をして幼い弟妹を養っている。
しかし弟のいたずらで他人の車を壊してしまい、十八万円の請求書を前に途方に暮れる…。
保谷さんの漫画は貧乏話が多い(^_^;)
 
「まぼろし」 源川とみこ
山の事故で死んだ兄。
同じ山で遭難し、兄の幽霊に助けられる妹。
 この作者については全くわかりません。
 
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「わたしはだれ?」江原伸
江原氏の作品では珍しいSF物です。
表紙、ブラウン管テレビを分解していますが、真空管もあったりしてリアルですね。
テレビってむやみに分解すると危険なんですよね。
中学の頃、近所の高校生の男の子がテレビを分解していて、爆発しやしないかとハラハラして見ていたことがあります(^_^;)
 可奈達が出会った少女は記憶をなくしていた。
その少女は最新式のカラーテレビを見て不思議な事を言う。
“ずいぶん旧式のテレビね”
そう言って少女は『立体拡大カラーテレビ』を作ってしまう。
実は少女はタイムマシンでやってきた、未来の精密機械会社に勤める工員だった。
 立体拡大カラーテレビ…って、3Dテレビの事ですね(^_^;)
ところでブラウン管テレビは猫が寝るのは格好の場所だったのですが、デジタルテレビに買い替えた時、今までの習慣で猫たちは何とか上に乗ろうとしていました(^_^;)
テレビに映った鳥に跳びかかってテレビがガックンガックンして倒れそうになったり(^_^;)
で、とうとう落っことして壊してしまいました(-_-;)
 
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「ローマの初恋」 松尾美保子
将来を誓い合った二人なのに、画家を目指す彼は画商の誘いでパリに行ってしまう。
しかし彼は事故で片目と腕を失ってしまう。
数年後に二人は街で偶然出会うが、その時彼女はホテル王の妻になっていた。
 
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妖怪「がしゃどくろ」「獏」 絵・水木しげる
「なかよし」の読者年齢を考えると場違いの様な気がするのですが(^_^;)
たぶん描き下ろしの絵ではないですね。
 
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「800年目のミイラ」 楳図かずお
降霊術で静御前の霊が降りてきて義経を探し始める。
ガリ版刷りがリアル(^_^;)
 
「ヨッチャんパンチ」 今村ゆたか
銭湯帰りのヨッちゃんたちはかわいい幽霊を家まで連れてきてしまう。
 
 

昭和40年「増刊なかよし」夏休みお楽しみ号 A4判

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前回ご紹介した「増刊なかよし」より2年前の増刊です。
牧氏の表紙が素敵ですね。
名作絵物語「スズランのちかい」 4色4ページ  谷悠紀子
 
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「夏休みスターニュース」
吉永小百合主演の映画「青春のお通り」
都はるみの出演映画「ばかっちょ出船」
高橋圭三司会の「歌のゴールデンショー」が懐かしい。
「象印歌のタイトルマッチ」ロイ・ジェームス
 
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「ヨッちャんパンチ」 今村ゆたか
 
「夏休みバラエティーショー」 つのだじろう 山根赤鬼 前川かずお 太宰勉
 
絵物語「青いひとみと木ぼりの犬」 あすなひろし
 
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スリラー劇場「こわれた顔」 はまえりこ
 
自分をモデルにして作られたマネキン。そのマネキンの下敷きになって死んだ女の呪いが美加たちを襲う…。
 
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「白くじゃくの歌」 手塚治虫
初出は1959年「なかよし」夏休み増刊
オリジナルがB5サイズなので再録もB5判。
戦死した小川大尉が飼っていた白くじゃくは娘のユリのもとでピコと名付けられ暮らしていた。
ピアノが上手なユリを芸能事務所の増込がピコとセットで芸能界に売り出すがすぐに人気は下降線に。
増込は小川大尉の戦友から白くじゃくには宝石のありかが隠されていると聞き、くじゃくを撃ち殺してしまう…。
 表紙のくじゃく、なぜか女性の足ですね(^_^;)
 
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恐怖読み物「あの世の少女」 絵・石原豪人
 
「ボケ子の夏休み日記」 赤塚不二夫
 
「おてんばバンザイ」 石森章太郎
このころ石森先生は「気ンなるやつら」を描いていたと思うのですが、そんな感じの雰囲気の作品です。
 
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「雨の夜」 吉森みきを
 
「エミーの黄色いバラ」 松本零士
西部劇です。
 
「レディのマコちゃん」 長谷川一
 
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「チイちゃんのおねえちゃんだい!」 花村えい子
花村さんは本誌では名作映画の漫画「禁じられた遊び」「メリー・ポピンズ」などの別冊でお馴染み。
 
「三つのながれ星」 広丘純
 
「どうでも一家」 島崎洋子
 
…これで私が所有しているA4判「増刊なかよし」4冊全てご紹介しました(*^_^*)
 
 

昭和40年「少女フレンド」29号 「猫目の少女」最終回

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表紙・高橋真琴
見映えのする美しい絵ですよね。
 
口絵・『びっくりおしゃれプレゼント』 山田太郎のレコードをプレゼント。
『ハンガリー少年少女合唱団全員ブロマイド』
『5000年のおしゃれ案内』 絵・高橋真琴
 
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「東京シンデレラ」 細川知栄子 原作・生田直親
 
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意地悪な姉カノ子の悪巧みによって失明してしまったノッコちゃん。
チャンスとばかりにカノ子はシルビア皇太子にいい寄るがあっさり振られてしまう。
怒りに震えるカノ子は今度は靴に細工してノッコにけがをさせようとする。
もう本当にカノ子は悪いやっちゃ!
 細川先生が好きで好きでたまらなかった頃です。
左はこのころ描いた私の絵でございます(^_^;)もろ細川風(^_^;)
算数のノートの裏に描いてあります(^_^;)
 
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ちばてつや先生ニュース
『炭鉱の町を研究中』
“前々から、炭鉱町の、苦しいけど力強い生活に興味を持っていた先生。そこへ起こったのが福岡県山野炭鉱の大事故です。「炭鉱の町に住み子供たちの、いかりと希望をかいてみたい」と猛ハッスル”
後に描かれる「アリンコの歌」のことですね。
 
「アイ・アム・デコ!」 こだま歌夫
 
『今週のニュース』 “おとうさんはかえらない”
「ちばてつや先生ニュース」でも触れていますが、6月1日に福岡県の山野炭鉱で起こったガス爆発事故です。
写真は“かえらぬとうちゃんを、炭鉱の入り口で十時間以上も待っていた少年”
 
(以下はウィキペディアより抜粋)
一酸化炭素中毒患者は37名と、事故の2年前に発生した三井三池三川炭鉱炭じん爆発の839名と比べ著しく少なかったことから、故意に救出を遅らせ(死者に比べてその後の治療などの)補償が高額となる中毒患者数を減らそうとしたのではないかという風聞が立った。
さらに一部の新聞が、遅れて現場に向かう救助隊員の「故意に救出を遅らせる」意図の言動を聞いたという、被害者家族の声を取り上げたことから、噂は確固たる証拠のないまま真実味を帯びて広まった。
 
もしこれが事実だとしたら戦慄を覚えますね。
 
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「王女エレナ」 里中満智子
 
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「ジャジャ子ちゃん」 赤塚不二夫
 
「もう一度生きたい!」 花村えい子 原作・西谷康二
生まれつき心臓が弱い久美は、目の見えない親友のさゆりに自分が死んだら角膜をあげるよう両親に頼む。
 
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新連載「デイトちゃん」 クドウシゲオ&KMプロ
クドウシゲオ氏は松尾美保子氏の夫君。
当時は松尾美保子さんにそっくり!と思いましたが、よく見ると女の子は松尾さんのペンによるものですね。
男性キャラがクドウ氏の絵です。
クドウ氏は主にコメディを描いていたのでストーリーはクドウ氏だと思います。
そう言えば松尾氏のオリジナルのコメディはありませんね。
 
「テンコちゃん」 益子かつみ 
ローラー絞り機付き洗濯機です♪
 
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「ひとりぼっちのしあわせさん」 細野みち子
 
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「ねこ目の少女」最終回 楳図かずお
楳図先生の「フレンド」での最初の連載。
 先祖が殺した猫のたたりで双子のヒトミが猫になって行く。
最後には呪いも解けてハッピーエンドで良かったよかった(*^_^*)
 このころの楳図先生の絵はとってもかわいい♪
たぶん「ねこ目の少女」だったと思うけど、人柱としてお城の壁に塗り込められた人の骸骨がいっぱい追いかけてくるシーンが、トラウマになるほどきょわかった(^_^;)

昭和32年「少女」春の増刊

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このころの読みきり漫画はほとんどが10~16ページほどの短編が中心ですが、この増刊では64ページの長編が2本掲載されています。
そのため作品数が7本と少なめです。
 
手塚治虫、横山光輝両氏が描いているせいか高額の値がつく本ですが、これは表紙のはずれたジャンク本なので比較的安価で入手しました(*^_^*)
で、この表紙は別の画像を拝借しました(^_^;)
 
巻頭読み切り「ミニヨン」 手塚治虫 7ページ
 
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「あけみちゃん」 64ページ 横山光輝
横山氏が64ページとは何て大盤振る舞いと思いましたが、かなりの部分横山氏以外の手が入っているようです。
 お金持ちのお嬢様あけみの身に、近頃不思議な事が起こる。
突然体に痛みが襲ったり、洋服を買いに行くと店の主人は“いましがたあなたが買っていきましたよ”と言う。
じつはあけみには『たまみ』と言う生き別れた双子の妹がいたのだ。
たまみは密輸団の仲間になっていた。
だが密輸団から逃げ出したたまみを仲間が探していたところ、顔がそっくりなあけみをたまみと間違えて連れ去ってしまう。
…あれ?何となくオオトモヨシヤス氏の「影のない少女」に似ていません?
既にご紹介した「影のない少女」は32年発表ですが、同じ「影のない少女」の単行本は昭和31年発表。
よく似た設定は偶然なのでしょうか?
 「あけみちゃん」は、横山光輝名作集にも収録されていますが、表紙が差し替えられています。
 
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右から2ページ目の4分の1サイズで絵物語「あっ!だれかきて!!」 木村光久
2ページおきに掲載されています。
横山氏の名作集ではこの部分はどうなっているんでしょうね。
 
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「月に祈る少女」 8ページ オオトモヨシヤス
描き込みがすごい\(◎o◎)/!
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「くるみちゃん」 水谷武子
 
「あらまきすずこさん」 根岸こみち
 
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「よごれた白イヌ」 9ページ
 
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「こずえちゃんの虹をよぶ笛」 64ページ 東浦美津夫
 
ハシラに“日本で初めて出る、一万円札が当たる懸賞が「少女」四月号にのっています。” とあります。
一万円札の発行は昭和33年12月1日。
現在の価値に換算すれば10数万円ですね。
それをプレゼントとは「少女」は太っ腹!(*^_^*)
 
 一万円札に初めて触れたのは小学1年の時でした。(昭和35年)
母親にお店で崩してもらってくるよう言いつかったのです。
万札を子供に持たせるとはなんてダイタンな母親でしょう(^_^;)
で、子供にとって“お店”といって思い浮かぶのは駄菓子屋さんしかないので、駄菓子屋さんに一万円札を持っていったのでした。
普段小銭しか扱わない駄菓子屋さんも迷惑だったでしょうね(^_^;)
主人が『ニセ札じゃないだろうね』と、透かしを確認していました(^_^;)
 あー…一万円の価値も随分下がりましたねぇ(-_-;)
 
 
 
 

昭和38年「週刊少女フレンド」創刊号

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37年12月号で講談社の「少女クラブ」が休刊となり、昭和38年1月に(実際の発売日は37年12月)引き継がれる形で週刊少女誌「少女フレンド」が創刊されました。
同じくこの年創刊される「マーガレット」は4月発売なのでフレンドは少しお姉さん。
これまでの少女雑誌の表紙は芸能人や日本人のモデルが主でしたが、「少女フレンド」「マーガレット」とも毎号外国の少女が表紙を飾るようになります。
テレビで外国のドラマを憧れの目で観ていた少女にとって“外国への夢”にちょっと近付けるような雑誌だったかもしれません。
 ちなみにこの本はデッドストックだったようで汚れや傷みがほとんどありません(*^_^*)
二大特集は「世界の王女様のおしゃれあんない」「ぼくのお城」といった外国の王室と日本の皇室を取り上げています。
外国の王女様はともかく日本の皇室にどれだけの少女が関心を持っていたのでしょうか。
私はかつて一度もクラスメートの間で皇室の話はしたことがないんですけども。
 
口絵・「世界の女王様のおしゃれあんない」
イギリス マーガレット王女 イラスト・高橋真琴
 
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美智子妃に倣う少女ファッション。
 
絵ハガキを挟んで現皇太子のご幼少のみぎり。
芸能記事はまだほとんどありません。
 
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「ユキの太陽」 ちばてつや
1ページの中に細々とした様子を描くのはちば氏の作品の特徴ですね。
 
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「みならい天使」 赤松セツ子  原作・太田久行
新米の看護婦、麦子の奮闘。
渋谷のハチ公前で待ち合わせをする麦子。
そばには柳の木があります。
このころはまだ銀座も渋谷も街路樹は柳だったのでしょうか。
 
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「社長のミコちゃん」 まだポッチャリの弘田三枝子
 
読み物「ひだりぎっちょの歌」 真樹日佐夫 絵・石原豪人
 デザイナーを目指すエリ子が出会ったのは島倉千代子。
島倉千代子は写真で登場。
 
私はお箸とペン以外はすべて左と言う、ちょっと変わった左ぎっちょです(^_^;)
はじめは右利きだったのですが左ききの友人のマネをしていたら元に戻れなくなりました(^_^;)
世の中の利便性は右利き用に出来ているので左ききは何かと不便ですねぇ(^_^;)
 
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「小学生の10週間進学教室」「書き初めコンクール」
まだ教育的要素も存在します。
 
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「草原のメダル」 山田えいじ 原作・新川和江
国を追われた王女ローラは流れ着いた島でライオンの子に出会う。
 
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「日本を離れてもう3年」 バイオリニストとして将来を嘱望される佐藤陽子
「マーガレット」創刊号でも佐藤陽子のことは取り上げられています。
同世代の少女としてそれだけ注目されていたんですね。
 
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「カナリヤ少女」 中島利行 原作・藤木靖子
ペットのカナリヤにはげまされ、デパートガールとして働くマリ子。
手紙の文中に“BG”とあるのは“ビジネスガール”のこと。
この呼称は昭和32年頃から使われるようになりました。
しかし“ビジネスガール”とは外国では“娼婦”をあらわす言葉だとして、昭和39年に代わりの呼称を「女性自身」が一般公募して“OL”に決まったのだそうです。
公募の結果“OL”は実は7位で、1位は“OG(オフィスガール)”だったそうです。
そう言えば“OG”も聞いたことがありますね。
 
「みならい天使」「カナリヤ少女」は職業を持つ主人公。
これまでの少女漫画にはなかった設定です。
まもなく連載が始まる細川知栄子先生の「なくなパリっ子」のナオミちゃんは観光バスのガイド。
看護婦、デパートガール、バスガイドは当時の少女の憧れの職業だったのでしょうね。
 
 
 
 
 

昭和38年「週刊少女フレンド」20号・23号

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本号より細川先生の「なくなパリっ子」が始まり、連載漫画が5本になります。
表紙モデル・エミリー・ベアード(高見エミリー)
 
 私が「少女フレンド」を購読し始めたのは翌39年からなので、創刊年のフレンドは古本屋さんや友人宅を訪ね回って集めました。
そのためランダムに読んだのでストーリーの流れがいまいちつかめませんでした。
コレクションとして探し出すのも当然ランダムなのでやはり話がよくわからず、この度あらためて順を追って読んでいます。
月刊誌と違って週刊誌はドラマの展開が早いので続きがとても気になります。
 
口絵・『春のアメリカ一周旅行』
ニューヨーク、フロリダ、ナイアガラ、グランドキャニオン、ハワイ、サンフランシスコなどを誌上で旅行気分を味わえます。外国旅行はまだ夢の夢の時代でした。
 
『お料理カード』
 
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“バレー名作詩物語”「白鳥の湖」 大原永子
 
「スター訪問」 古今亭志ん朝
 
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「ユキの太陽」 ちばてつや
養護施設で育てられたユキは裕福な岩淵家の養女となり、岩淵家の一人娘早苗となかよしになる。
早苗の母は岩淵家の後妻。
実はユキはその後妻とアイヌ民族の男性との間に生まれた子だった…。
ちば氏の少女漫画には複雑な家族関係がよく見られますね。
「ユキ…」の時は私は小学生だったので特に深く感じ入ることはなかったのですが、中学の時読んだ「みそっかす」は胸痛む思いがしました。
 施設の書類にユキは昭和30年に入所した際推定2歳だったとあります。
えっ?ユキって私と同い年だったのね(^_^;)
 
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「カナリア少女」 中島利行
中島氏は「なかよし」では「そろばん少女」を描いており、「そろばん…」はよく覚えていますが「カナリア…」はあまり印象に残っていませんでした。
デパートガールという設定に興味がなかったからかもしれません。
今あらためて読むと当時のデバートの様子がリアルに描かれており、ストーリーもとても面白いです。
派手な絵ではありませんが力量のある作家ですね。
上手な絵を見ると“酔い”を感じますが、中島氏の絵も酔えますねぇ(*^_^*)
 
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「バラ少年」 山田英史 原作・福本和也
坂本九に見出され歌手としてマナセプロダクションからデビューすることになった男装の麗人、バラ少年ことマサト。
生き別れた双子の妹を探している。
 坂本九や森山佳代子が実名で登場します。
 「ペスよ尾をふれ」の初期のころから比べると、さっぱりした画風になっていますね。
 
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新連載「なくなパリっ子」 細川知栄子 原作・生田直親
細川・生田黄金コンビによる第1作目です。
 母を失い、父に会いに日本に密航してきたパリっ子ナオミ。
バスガイドのユカリお姉さんに助けられ、バスガイドとして働きながら父の行方を捜す。
 表紙、しっかり色鉛筆で塗ったくりました(^_^;)
 
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アメリカ大統領ケネディの長女キャロラインちゃん 「キャロリン日記」
キャロラインちゃんの顔が切れてしまいました(^_^;)
 これを読んだ少女たちのファンレターがキャロラインちゃん宛てにたくさん届いたそうです。
私は読まずにすっ飛ばしていました(^_^;)
 
読み物「きえた少女」 石原豪人 文・宮 敏彦
 
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「みならい天使」 赤松セツ子 原作・太田久行
 
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グレース・ケリー物語「小さな国のシンデレラ」
ハリウッド女優からモナコ公国の公妃になったグレース・ケリー。
妃として最初に白羽の矢が当たったのはマリリン・モンローだったとか。
「ダイヤルMを廻せ」のG・ケリーは本当に美しかったですね。
G・ケリーはヒッチコックのお気に入りで、G・ケリーがモナコ公妃にならなかったら「鳥」の主役になっていたのだそうです。
私にとっての世界三大美女はM・モンロー、G・ケリー、ダイアナ元妃。
みんな非業の死を遂げてしまいました。
 
裏表紙・前田のクラッカーの広告。
日曜日のおやつは決まって前田のクラッカーでした(^_^;)
 
23号 読み切り「ひろった幸福」 瀬戸かおる
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23号では中島氏の「カナリヤ少女」が休載のため代替えとして「ひろった幸福」が掲載されています。
“瀬戸かおる”とありますが、これは細川先生の作品だと思われます。
一般に代替えは投稿原稿や再掲載だったりするのですが、これは描き下ろしかもしれません。
本号にはもちろん「なくなパリっ子」があるため別名義にしたのでしょうか。
後にも先にも“瀬戸かおる”名義の作品はこれ1本だと思います。
細川先生の幻の1作です。
 
 

昭和37年「りぼん」正月大増刊

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表紙 ・浅野寿々子 内藤耀子
内藤耀子はこの表紙で「りぼん」モデルデビューだそうです。
すごくかわいいですね。
 
口絵・「トランプビル」 モデル・浅丘ルリ子・小橋玲子
アクセサリーシール
ペンダントはなんか不気味(^_^;)
 
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本誌連載「おかあさま」(わたなべまさこ)の主人公「桃代ちゃんのスタイル教室」 
皇室一家の写真。観音扉を開くと…
 
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♪あれが、あれが、二重~橋♪…島倉千代子の歌でおなじみの皇居二重橋。
皇居まで電車なら20分と言う至近距離なのですが、かつて一度しか行ったことがありません。
 
「りぼん」2月号付録予告。
「おねえさまとお正月」 右から浅野寿々子 島倉千代子 小橋玲子
せっかくの晴れ着が1色刷りで残念ですね。
 
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巻頭読み切り「あかちゃん」牧美也子 30ページ
ママが勤めるベビーショップに赤ちゃんが捨てられていた。
マミの家でしばらく預かることになったが、じつはマミ自身もかつてこのベビーショップに置き去りにさてたのだった…。
 この作品は昭和40年6月号の別冊に再録されます。
 
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↑これが再録時の「あかちゃん」
表紙はオリジナル描き下ろしですが、本分は何と全ページトレースされて描きなおされています。
ということは原稿は紛失されたのでしょうか。
ちょっと見にはわかりませんが、よーく目を凝らして見くらべると違いがわかります。
ぜひ探してみてね♪
 表紙は私的には37年の方が好きですね(*^_^*)
 
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「雪の夜のものがたり 芳谷圭二
行きの夜、お金を落として困っているところを絵描きの青年に助けられるユキ。
後日青年の家に行くと青年はすでにこの世の人ではなかった…。
 
「ローズとリリーのパパとママ」 根岸こみち
 
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「ユッ子ちゃんのいいでしょ」 水谷武子
 
「いってしまったあの子」 藤木輝美
男子の肩掛けカバンっていつの間にか無くなってしまいましたね。
 
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「ぺぺもかなしか」番外編「リリと赤毛の老犬」 山田えいじ
リリがペペに出会う前の話です。
 リリが田舎のおじいちゃんに行った時、傷ついた老犬を助けてあげた。
リリの強い願いでおじいちゃんはしぶしぶ老犬を飼うことにする。
しかし野犬が鶏を襲ったのを老犬の仕業と思いこみ、おじいちゃんは老犬を追い出してしまう…。
 
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「おさげのけっこちゃん」 小山田三六
 
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「森の少女」 毛利のぶお
毛利のぶお氏の作品は「少女クラブ」の連載バレー漫画「水色の少女」があります。
他にどんな漫画があるのか分からないのですが、もともとは挿絵画家さんでしょうか。
顔がないと中原淳一と見間違えるほどそっくりです。
“切り取って壁に貼ってね”的な王子様、お姫様のイラストがあります。
 
 
 
 
 

昭和38年「週刊少女フレンド」40号・48号

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表紙に“ページがぐんとふえました”とあるように、創刊当時4本だった漫画も7本に増えました。
でもまだ女性作家は少なく、東浦美津夫氏が連載2本を掛け持ちするくらい作家が足りなかったんですね。
 
口絵・『秋の洋服勢ぞろい』 モデル・坂倉春江 榊原ルミ
バレエブロマイド 森下洋子 大原永子(のりこ)
 
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“いつまでもかれないホンコンフラワーをあなたに”『花のプレゼント』 モデル・高見エミリー
当時一世を風靡したビニール製の造花ホンコンフラワー。
公共のトイレにありましたね。
最近の造花は生花と見まごうほど精巧な作りですが、ホンコンフラワーはひどくチープな物でした。
それでも生花が高価だった時代、枯れない花ホンコンフラワーは爆発的なブームを起こしました。
しかし、なぜホンコンフラワーと言う名前なんだろう?と思い調べましたら『李嘉誠(りかしん)』という中国人の実業家が1949年に香港で“ホンコンフラワー”と言う造花を売り出し、大当たりとなったのだそうです。
日本での値段は120円。
 
「ユキの太陽」 ちばてつや
 
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新連載「ふりそで剣士」 東浦美津夫 原作・梶原一騎
梶原氏の少女漫画の原作はたぶんこれが最初だと思います。
 
若葉城の姫君、雪姫は退屈しのぎに男装してお忍びで城下に。
そこで見たのは人々の貧しい暮らし。
城の乗っ取りを画策する悪家老に、雪は忍者疾風之介の助けを借りて立ち向かう。
 時代劇を描かせては少女漫画では東浦氏の右に出る者はありません。
 
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松山容子物語 『おてんば剣士のおひめさま』
 
「赤いバット」 どや たかし 原作・宮敏彦
父と同じ野球の道を目指す一郎とそれを見守るリエ。
 
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「なくなパリっ子」 細川知栄子 原作・生田直親
ほぼ1年続いたので単純計算で700ページ以上。
なので総集編では前後篇合わせても3分の1ほどは割愛されています。
このくだりも総集編にはありません。
若木書房の単行本も3巻なので100ページほど割愛。
と言うことで「パリっ子」をすべて読むにはオリジナル以外手はありません(^_^;)
「パリっ子」掲載のフレンドはあと1冊なのです(^_^;)欲し~よ~!(^_^;)
 
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「にっこりレディー」 板井レンタロー
 
「はばたく少女」 東浦美津夫 原作・福本和也
小児マヒのハンディを抱えながらバレエに励む玲子。
 
「少女フレンド」48号
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口絵・『わたしの小学校』 倍賞千恵子
北区滝野川第六小学校
倍賞千恵子は本当に下町っ子だったんですね。
 
写真小説「コスモスの少女」 坂倉春江
写真小説は「マーガレット」の方が先でした。
 
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新連載「ナイルの王冠」 北島洋子 原作・宮崎惇
北島氏はすでに「森の子カンナ」の連載を執筆。
北島氏のカラーはこれが最初?美しいですねぇ。
コスチューム物は絵の美しい作家だと見映えがします。
 
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馬と鷹がちょこっとしか出ていませんが北島氏は動物もお得意。
 
「なくなパリっ子」 細川知栄子
細川先生は動物はあまりお得意ではないようです(^_^;)
 
「バラ姉妹」 赤松セツ子 原作・藤木靖子
 
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最終回「ユキの太陽」 ちばてつや 
 
新連載「ナナっぺ」 松原ひろし 原作・神津友好
 
「ふりそで剣士」 東浦美津夫 原作・梶原一騎
手前が疾風之介。雪姫に無償の愛を捧げる。
梶原氏描く恋人同士はほぼみんな身分違いですね。
 
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「赤いバット」 どやたかし
 
読者のページ「おしゃべり通信」
“スタイル画”のコーナーにおおやちき(大矢千枝子)さんの投稿があります。
 

昭和34年「週刊少年サンデー」創刊号

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かなり小汚いジャンク本でメンゴ(^_^;)
小学館発行の少年週刊誌「少年サンデー」はライバル「少年マガジン」(講談社)と同時に昭和34年3月に創刊。
値段は30円。90ページ(ジャンクなので脱落があるかも)マガジンは当初40円でしたが、5号から30円に値下げ。
発行部数はサンデー30万部、マガジン20.5万部。
週刊誌なのに付録が付いていたんですね。
表紙は巨人の長嶋茂雄。マガジンの表紙は朝汐関。
 
実は私はサンデーは数回しか買った事がありません(^_^;)
小6の時、お年玉で週刊誌全誌(と言っても5誌だけだけど)大人買いした時と、「ミュータント・サブ」が載った時だけで(^_^;)
 
記事や漫画の構成はマガジンとほぼ同じ。
やはり漫画の作家陣で好みが分かれるところでしょうか。
小学館のせいか、寺田ヒロオ、横山隆一と言った教育的要素の強い作家が目立ちます。
個人的にはマガジンの方が好きです。
 
口絵・「走れ!ジェット雪上車」
「打て!背番号1」巨人 王貞治
 
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グラビア・長嶋茂雄
若秩父
 
ページの都合で割愛しましたが、アマチュア無線、ハムを趣味とする少年の紹介があります。
実際に聞いたことはありませんが、CQ CQってよく耳にしましたね。
 
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「便利すぎるロボットくん」
このロボットに話しかけると耳のアンテナで聞き取り、タイプで打ちこむのだそうです。
 
「スリル博士」 手塚治虫 16ページ
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特集「ジンクスしらずの快男児」
日本のプロ野球では二年目の選手の成績が悪いと言うジンクスがあるがはたして長嶋は?
 
TVドラマ小説「口笛探偵長」 双葉十三郎 絵・石原豪人
 
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「テレビ速報」
 
テレビ「南蛮小天狗」 6ページ 益子かつみ
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「海の王子」7ページ 高垣葵(案) 絵・藤子不二雄
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「スポーツマン金太郎」 寺田ヒロオ
金太郎の腹掛けっていつの間にか見なくなりましたね。
 
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「カメラリポート」
修学旅行専用列車「ひので号」の記事があります。
「ひので号」「きぼう号」については当ブログの「少年」34年5月号に詳しく書いてありますので見てね(*^_^*)
 
漫画はほかに「宇宙少年トンダー」(横山隆一)があるのですが、残念ながらそっくり脱落しています(^_^;)
 

昭和39年「少女フレンド」2号 3・4合併号 5号 6号 

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創刊一周年記念 お正月特集号と言うことで値段は60円。
表紙は豪華に金刷りです。モデルは高見エミリー。
 
綴じ込み付録「人気スターブロマイドセット」
歌手や俳優が大きく扱われるようになりました。
コストをかけた豪華な作りです。
現・美智子皇后 エリザベス女王
壁掛け 吉永小百合 厚紙で縁は金刷り。
後ろに舟木一夫のポートレート こまどり姉妹 ザ・ピーナッツ 本間千代子
それぞれ紙質を微妙に変えています。
漫画雑誌なんだから漫画家による絵の方がいいと思うのですが、このころはまだ作り手が漫画は“読むもの”で、“飾る”と言う感覚はなかったのかもしれません。
 
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葉書 松原智恵子 星由里子 三沢あけみ 三田明
絵物語「王女は泣かない」 絵・高橋真琴
エリザベス一世の少女時代のものがたり。
 
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「歌え!さくらんぼ」 つのだじろう 原作・生田直親
旅芸人一座の座長の娘のさくら。父亡き後、座長として一座を切り盛りしていく。
 
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「なくなパリっ子」 細川知栄子
細川先生のこのフワ~っとしたドレスの描き方がすご~く好きなんです♪
だって…だって女の子なんだもん♪デヘッ(^_^;)
 
「ナイルの王冠」 北島洋子
 
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「東京の王女様」 中島利行 原作・福本和也
みなし児の葉子はユーカリ王国のアン王女と友達になる。王女が殺し屋に狙われ、犬の佐助とともに王女を守る。
「ふりそで剣士」 東浦美津夫
 
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「白鳥少女」 細野みち子 原作・中尾明
怪我を負った白鳥を助けたおじいさん。
おじいさんの孫が病気で、東京に行けないおじいさんに代わって白鳥は人間に姿を変えて東京に向かう。
東京に向かう間、そしておじいさんのもとに帰るまでに様々な出来事がおこる。
主人公の名前は“白鳥みずえ”。
女優に“白鳥みづえ”さんがいますが、偶然でしょうか。
「白鳥少女」は細野作品で一番好きです。
絵がかわいいですよね。
後に総集編が出ましたが、びっくりするほど短縮されていました\(◎o◎)/!
 
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絵物語「白いうまのうた」 あすなひろし
 
「テンコちゃん」 益子かつみ
天国小学校のテンコちゃんは日本見物にやってきて、秋野家の家族と一緒に暮らすことになる。
 
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読み切り“舟木一夫物語”「いつでも美奈が」 保谷よしぞう 原作・柳川創造
微妙に中島利行氏に似ているところがあり、もしかしたら中島氏と交流があるのでしょうか。
 
「少女フレンド」3・4合併号
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「少女フレンド」の前身「少女クラブ」では細川先生は毎月カラー表紙だったのですが、「少女フレンド」ではこれが最初のカラーです。…っというより「なくなパリっ子」はカラーはこれ1回きりなんですよ(-_-;)
一番かわいい時の絵なのでもっとたくさん描いておいて欲しかったのに(-_-;)
私はこの絵がとってもお気入りで、当時同じ本を古本屋で3冊買いました(^_^;)
1枚は写真立てに入れて飾ってました(*^_^*)
 
「少女フレンド」5号
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「白鳥少女」のカラーもこれが最初です。
この絵もお気に入り♪
 
「少女フレンド」6号
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谷啓の「ガチョーン」ポーズの九重祐三子
“ガチョーン”が流行ったのはこのころだったんですね。
もっとずっと後だと思っていました。
 
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「三田明物語」
 
 
 

昭和31年「少女クラブ」8月号 石森章太郎「黒猫」

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表紙・近藤圭子
石森先生が「少女クラブ」の編集人丸山昭氏に見いだされ、7月号別冊で「まだらの紐」(コナン・ドイル原作)で初めての少女漫画を執筆。
本号には2作目となる「黒猫」が掲載されています。
石森先生の「少女クラブ」執筆の経緯はほとんどの方は「漫画家入門」で既にご存知ですね。
 水野英子先生の2ページ連載も掲載。
まさに少女漫画の黎明期と言える1冊です。
 
付録⑦は「海と山のポケット理科図鑑」夏休みでもしっかりお勉強。
 
口絵・『トモ子とぼうし』
 
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「火の鳥」手塚治虫 7ページ
 
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「キノコちゃん」東浦美津夫 8ページ
 
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グラビア 「ひばりちゃんの桃太郎」東映映画より
写真小説「白バラの歌」 渡辺典子 浅丘ルリ子主演
少女小説「嵐に光るつばさ」 鰐淵晴子、中川弘子以外の登場人物は全てイラスト。
小説「リラの花かげに」小糸のぶ 絵・勝山ひろし
 
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「お天気姫君」大友朗 5ページ
 
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「黒猫」(ポー原作) 石森章太郎 8ページ
全ページご紹介します。
タイトル文字も先生自身によるものですが、『猫』は錦絵のだまし絵風に猫が並んでいます。
「漫画家入門」の時からどんな作品なんだろうかと思っていましたが、まさかオリジナルに出会えるとは\(◎o◎)/!
たまたま購入して開いてみたら「黒猫」を見つけました。
空っぽの宝石箱を買ったら中にダイヤモンドが入っていた、なんて気分です(*^_^*)
 
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びっちり描かれた画面から石森先生の情熱が感じられますね。
 
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次号より「幽霊少女」が新連載。
 
テレビドラマ「アパートちゃん」 寺尾ともふみ 5ページ
 
「めだかちゃん」山根赤鬼 3ページ
2ページが1色なのになぜか3ページ目だけ2色(^_^;)
 
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連載「ルミちゃん」 水野英子 2ページ
 
「おせんち小町」 うしおそうじ 5ページ
 
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「みどりの舞扇」 山内竜臣 6ページ
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小説「ひまわり」 三木澄子 絵・佐藤なみ子
 
小説「すみれの怪人」 西条八十 絵・谷俊彦
 
少女クラブ」は小学校高学年を対象としていると思いますが、漫画誌と言っても半分以上小説や読み物です。
私だったらきっと漫画以外はすっ飛ばしていたでしょうが、この時代の読者はちゃんと読んでいたのでしょうね。

昭和39年「少女フレンド」11号 ちばてつや「島っ子」新連載

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新連載「島っ子」ちばてつや
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地質学者の父と一緒に離れ島の“鬼が島”にやってきたミチ達。
父の研究では“鬼が島”には温泉が眠っていると言う。
よそ者を受け入れぬ島の住民の中でミチ達の生活が始まる。
 
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島に向かう船の中でお父さんがテーブル代わりにしているのはミカン箱でしょうか。
ミカン箱と言えば…。
小学校入学の時、両親が「あけちゃんの勉強机に、八百屋からミカン箱をもらってこようか」と、話しているのを聞いてしまいました(^_^;)
そう、今はミカン箱は段ボール箱だけど昔は木箱だったんですよね。
八百屋の脇にドーンと積まれていました。
 で、いくら貧乏でもミカン箱で勉強するのはやだな…と思いましたね(^_^;)
実際にミカン箱が来ることはなかったけど(^_^;)
 
「白鳥少女」細野みち子
 
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「なくなパリっ子」細川知栄子
 
「東京の王女様」中島利行
「カナリヤ少女」の時と比べると絵がちょっと雑になってきたのが残念です。
 
舟木一夫物語「はげましあったこの一年」
本間千代子と舟木一夫
この髪型はトレードマークでしたね。セットが大変そう(^_^;)
 
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「ナイルの王冠」北島洋子
 
最終回「ふりそで剣士」東浦美津夫
 
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野犬の群れに襲われ、雪姫をかばい疾風之介は命を落とす。
少女漫画にまだラブシーンがなかった時代、これは立派なラブシーンだと思います。
噂に聞く梶原一騎氏の人間性とはかなりかけ離れた美しい描写ですね(^_^;)
 仇敵を倒す大団円はもう少し引っ張ってもいいのですが。
 
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「少女フレンド」12号 「なくなパリっ子」最終回
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↑岸田はるみ・絵 便箋です。
 
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「花米さん世界巡り」絵・高橋真琴
 
新連載「奈々子」 赤松セツ子 原作・深沢一夫
日本舞踊『若葉流』の家元の娘に生まれながら踊りが嫌いな奈々子。
家元の突然の死により踊りの道を目指すが様々な苦難が襲ってくる。
 牧美也子さんも日舞物を描きましたが、バレーに比べると華やかさに欠けますね。
 
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梓みちよ物語「母の手紙にはげまされて」
「こんにちは赤ちゃん」がヒットしました。
 
最終回「なくなパリっ子」 細川知栄子
 
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ナオミがバイオリニストとしてデビューする晴れの舞台の日、捜していた父が名乗り出る。
それはピアニストの西条先生だった。
 
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このようなハッピーエンドが一番安心して読めますね(*^_^*)
次号から松尾美保子さんの「北風さん」が始まります。
 
「ナイルの王冠」北島洋子

昭和33年「なかよし」3月号・5月号

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表紙・小鳩くるみ
付録漫画「ペスよおをふれ」山田えいじ
「天使のひとみ」わたなべまさこ
「海はしってる」谷川一彦
本誌から別冊に続くのではないので、別冊に付いたら本誌には全く掲載されていません。
 
口絵・「ひなまつり」 小林節子
ミニブロマイド 松島トモ子
 
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「あかりをつけましょ」
尾津豊子と東京児童歌劇団生徒
 
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「まり姫かがみ」田山たもつ(山田えいじ)
山田氏の「ペスよおをふれ」と同時連載ですが、「まり姫…」は日本画の様に美しい表紙絵です。
背景など少女読者対象とは思えないほど見事な筆致です。
 おじ夫婦の企みで城を追われたまり姫は、父の愛馬わかざくらに助けられ追手の手を逃れる。
ストーリーは「ペス…」の方が面白いですね。
 
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「リボンの騎士」手塚治虫
「なかよし」の連載から表紙が丸々1ページカラーになります。
ページは10ページと物足りなさもありますが、表紙はやっぱり1ページ使ってくれた方が見応えがありますね。
 
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「かのこちゃん」山根赤鬼
 
絵物語「七色の虹」 絵・勝山ひろし
 
「キキちゃん」石森章太郎
十二単の柄がスクリーントーンの端切れ(^_^;)
漫画を描いたことのある人ならわかりますが、スクリーントーンとはもともとデザインの為のパターンなので漫画製作用ではありません。
「まんがのかきかた」でスクリーントーンを知りましたが、売っている所など近所にはなくずっと憧れていました。
初めて手にしたのは昭和47年ごろ、銀座の文具店「伊東屋」にあると聞いてワクワクする思いで買いに行きました。
あの当時で120円だったかな。とても高価な物でした。
なのでどんなに小さな端切れになっても大切に使いましたね(^_^;)
石森先生もそんな思いで端切れを有効利用したのでしょうか(*^_^*)
 
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新連載「ながれゆく花」水島順
 
「ミツバちゃん」わちさんぺい
少年誌での絵とちょっと雰囲気が違います。
 
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「あかちゃん王子」高野よしてる
このころ高野氏にお子さんがいるので(確か男の子がお二人?)この赤ちゃんはお子さんがモデルでしょうか。
 
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「みえないとけい」遠藤政治
この作者はこの作品でしか知りません。
 
次号予告「赤い松葉づえ」牧かずま
 
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続き物語「なきぼくろの奈加ちゃん」絵・江川みさお
 
「やくそくのおか」絵・岸田はるみ
江川・岸田両氏は共に中原淳一の影響を受けているので、似通った印象を受けるのですが、このころが一番似ているでしょうか。
 
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「マリモちゃん」絵・吉田松美
この作者の名は初めて見るのですが、絵が牧かずま氏によく似ています。
牧氏の別名義と言うより牧氏の下書きに別の人がペンを入れて様な感じがするのですが…。
 
「にじをもとめて」まちだうめこ
 
昭和33年「なかよし」5月号
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別冊付録「ペスよおをふれ」山田えいじ
「赤い松葉づえ」牧かずま
「リボンの騎士」手塚治虫
 
口絵「むらさきの花 ふじの花」
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「天使のひとみ」わたなべまさこ
 
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「まり姫かがみ」田山たもつ(山田えいじ)
 
「七色の湖」絵・かつやまひろし
 
「えりちゃんバンザイ」西出一歩
 
「キキちゃん」石森章太郎
 
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「ながれゆく花」水島順
バレエシーンが丁寧に描かれています。
 
「いたずらサッちゃん」松沢のぼる
 
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「あかちゃんおうじ」高野よしてる
 
「なかよし横町山根ただし

にゃんこがまた増えましたぁ(=^・^=)

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2、3日近所をワーンワーン鳴きながら歩き回っている生後3カ月頃の仔猫がいたので、餌をあげようとそばに行くとすっ飛んで逃げ回ってなかなかつかまらない。
つんざくような声が夜中でも遠くから聴こえるので気になって眠れやしない(^_^;)
翌朝またうろうろしているので濡れ縁の下に煮干しをおいて食べ始めたところを後ろからとっ捕まえました。
まー、暴れるわ、噛むつくわ、ひっかくわで腕は血だらけ傷だらけ(^_^;)
6月23日、我が家の7匹目の末っ子ニャンコとなりました(=^・^=)
梅雨時に来たので名前は“梅”ちゃん。男の子です。
 
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長男のミーちゃんと。
 
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二男のバロンと。
おっとりした性格のバロンは、飛びついたり噛んだりしても怒らないので梅ちゃんはバロンがお気に入り♪
 
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デブに挟まれた細い梅ちゃん。
今が一番かわいい盛りです(*^_^*)
 

梅ちゃんギャラリー(=^・^=)

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お姉たん猫ユキと一緒に♪
まっすぐそろえた梅たんのアンヨがキュートでしょ?
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だいぶりりしくなりました(=^・^=)
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猫草をペッタンコに押しつぶしてネンコする梅たん。
お野良時代を思い出してしみじみしてるのかな?
ところで後ろの丸いのは益子焼窯元センターで買った貯金箱(お金は入ってないよ(^_^;))
向こう側に黒猫の顔が描いてあります(=^・^=)
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コレクションテーブルの上でネンコする梅たん。
ガラスが冷たくて気持ちいいらしい(=^・^=)
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玄関の敷石でくつろぐ梅たん。靴は全部おばあちゃんの。
来たばかりの時は長靴にすっぽり入って「ムーミン」のトフスとビフスみたいだったの。 
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せっかくくつろいでいたのにサリーちゃんが来て場所を横取りしちゃった(^_^;) 

昭和34年「りぼん」8月号付録「おはよう!コロタン」最終回

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以前「おはよう!コロタン」(藤山のぼる)を御紹介したことがありましたが、最終回を入手しました。
連載は33年8月号から始まって全て別冊付録のみで13回。
当時1回目だけ読んだのですが、50数年の時を経て最終回に出会えるとは…感無量です(*^_^*)
作者の藤山のぼる氏については今も詳しいことは分からないのですが、33年12月号の「りぼん」にご家族の写真が掲載されていました。
中学生か高校生くらいの御長女と小学生くらいのご長男と奥様。
ご健在ならば90歳を超えられているでしょうか。
表紙は連載2回目までは藤山氏の絵なのですが、3回目以降は人形になります。
このころの少女誌の付録では表紙に人形を使う事がよくありました。
松本あきら・牧美也子・わたなべまさこ氏の別冊も同様で、三氏の別冊などは人形よりも作者のカラー表紙の方が絶対に良いと思うんですけどね。
人形の作者は内藤ルネ、のちにNHKの人形劇で名声を博す川本喜八郎など。
作者名は記名されていないので、その他の作者は不明です。
コロタンに関しては女の子はともかくコロタンがあまりかわいくないのが残念(^_^;)
 
併載作品は「まりっぺ先生」デビュー間もないころの赤塚不二夫
「まりっぺ先生」は1958年11月から1959年9月まで日本テレビで放送されたドラマ。
主演は宮城まり子。
 東北の山村の分教場でまりっぺ先生と子供たちが織りなすドラマ。
私は観たことがないんですけど。
 
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母熊と離れ離れになった小熊のコロタンとアイヌの少女まりもちゃん。
サーカスに売られた母熊を探しての長旅もようやく終わり、無事再会することができました。
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次号9月号から藤山氏の連載「星が呼んでる」が始まります。
りんご農家の娘と仔馬の物語。
 
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