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Channel: まつざきあけみのブログ
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昭和39年「少女フレンド」14号・15号・20号

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14号「ナイルの王冠」最終回
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口絵・“こんにちは赤ちゃん わたしの赤ちゃん大けんしょう” モデル 梓みちよ
赤ちゃん人形のプレゼント。野村トーイ製。
あまりかわいい人形じゃないですね(^_^;)
電池でハイハイするのだそうで値段は¥3100。
赤ちゃん人形と言えば以前アメリカ製のキャベツ人形なんてありましたね。
1体1体出生証明書が付いていると言う…。
全然かわいいと思わなかったけど、バブル期だったのでそこそこ売れたのでしょうか?
 随分前のことですが、山手線の電車の中で赤ちゃんを抱いている70歳くらいの男性がいて、何か不自然さを感じて赤ちゃんをよく見たら、それは人形の赤ちゃんでした。
お孫さんを亡くされたのかな…と胸が詰まる思いがしました。
 
映画「難破船」のヘイリー・ミルズ 吉永小百合
 
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2色グラビア“吉永小百合特集 吉永小百合さんはこんな人”
中に吉永小百合が小学6年の時に書いた作文が載っています。
『私は将来映画俳優になりたいと思う{中略)私は結婚したら俳優を辞めて、家の仕事をしっかりとやっていきたいと思う。もちろん子供を生んで(中略)おばあさんになったら孫の洋服を自分でデザインして作ってあげたり、みんなに好かれる優しいおばあさんになりたい』
吉永小百合は永遠に“おばあさん”の風貌にはならないような気がしますね。
 
連載2回目「北風さん」松尾美保子 原作 生田直親
「週刊マーガレット」とは編集方針の違いからか、フレンドはちばてつや氏以外の漫画は基本原作つきです。
松尾氏の作品もマーガレットでは全てオリジナルストーリーですが、フレンドでは全て原作付き。
マーガレットでは華麗な絵を見せた松尾氏もフレンドでは地味なストーリーなので、ちょっともったいなかったのではと…。
 
北海道の少女リコは小さい時に母を失い、おじいさんと暮らしていたが、そのおじいさんが亡くなり、九州に出稼ぎに行った父に会いに愛馬白姫と旅に出る…。
既にこのころから背景・主要キャラ以外の人物はご主人であるクドーシゲオ氏が描いているようです。
 
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「島っ子」ちばてつや
 
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「東京の王女様」中島利行       「奈々子」赤松セツ子           「白鳥少女」細野みち子
 
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最終回「ナイルの王冠」北島洋子
 
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 最終回と言うことでリキ入ってる描き込みですね。
 
15号
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表紙・高見エミリー
口絵・“高級うでどけい大けんしょう” モデル・榊原ルミ
“17J”とは17石と言う意味でしょうか。
ジュニア向けで¥4800と言うのはかなり高級ですね。
 
ネームシール イラスト・牧美也子
 
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新連載「スズラン天使」 谷悠紀子 原作・桂真佐喜
スズ子とラン子は親友同士。
お金持ちのラン子は1年間外国で暮らすことになる。
一方スズ子は家族と住んでいるアパートが急に立ち退きをせまられてしまう。
ひょんなことでラン子と間違えられ、騒動に巻き込まれるコメディ。
 
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「スズラン天使」谷悠紀子
 
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本間千代子物語『母の日のプレゼント』
 
連載“パティさんの日本日記 てんぷらワンダフル!”
パティー・デュークが来日しました。
 
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漫画賞の告知 『少年少女漫画作品 懸賞募集のおしらせ』
これまでは漫画家としてデビューするには
①漫画家の弟子になって修業を積む
②直接出版社に持ち込む 
が、一般的でしたが、この漫画賞をきっかけに各雑誌も“懸賞募集” で新人漫画家を募ることになります。
この漫画賞で里中満智子さんがデビューするのですが、あらためて読み返して気が付きました。
“第一回”とは銘打っていなかったんですね。
今までずーっと、里中さんは“第一回漫画賞でデビュー”と思っていたのですが、正しくは“第一回目の漫画賞でデビュー”だったんです\(◎o◎)/!
まぁ、便宜上“第一回”で良いんでしょうけど(^_^;)
 発表は29号とありますが、選考が長引いて33号になります。
 
 
 

昭和40年「別冊マーガレット」5月号 西谷祥子マーガレットデビュー

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昭和39年季刊として創刊された別冊マーガレットも40年には隔月刊になり、9月号から月刊となります。
表紙 寺尾真知子 三田明 悲しいくらい擦り切れた表紙です(-_-;)
 
口絵 「セーターとおしゃれセット プレゼント」
モデル 保倉幸恵 左の子は誰でしょう?
口絵部分にブロマイドしおり、絵ハガキがあるのですが全て切り取られています(^_^;)
「小百合ちゃん豪華アルバム」
 
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「青い瞳の少女」わたなべまさこ
銀婚式に思い出の地に立ち寄ったポールと妻のバート。
そこにはさびしそうな墓があった。
それは昔ポールと愛し合ったコレットの墓だった。
 
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「オドロイタ!お嬢さん」 浜慎二
おとなしくて内気だと思った転入生の女の子は実は?
 
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総集編「ハッスルゆうちゃん」 今村洋子
テレビの裏の合板が懐かしいです。
 
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ゆうちゃん家の食事風景。
40年代になるとテーブルクロスがかかってモダンになります。
よく見ると掘り炬燵になっています。
 
週刊の方では「白いトロイカ」(水野英子)「アイ・ラブ・アリス」(わたなべまさこ)「ハッスルゆうちゃん」(今村洋子)「美加は生きた!」(武田京子)などが連載中。
 
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写真小説「やがて五月に」
モデル 梶光夫 高見理紗・エミリー姉妹
 
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「みち 御用心!」 たけなかきよし
 
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「5つめの宝石」」吉森みきを
吉森氏の別マ初登場作品。
表紙の背景、ベタに見えますが全て手描きのカケアミです。
 ブローチデザイン、私たちの母親世代のデザインですね。
少女の家の中、ミシンがリアルです。
 
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「チンピラぎつね」 野呂新平
 
「黒衣のひと」 木内千鶴子
木内氏の別マ初登場作品。
 
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「春子のみた夢」西谷祥子
西谷氏はすでに「少女クラブ」でデビューしていますが、講談社と決別し、集英社から再デビュー。
 養護施設で育った春子に財閥の梅宮家の養女にとの話が舞い込む。
ただし『梅宮可奈子』として。
可奈子は梅宮家の一人娘だったが、事故で亡くなり、そのショックで母親は気がふれてしまった。
可奈子とそっくりな春子は可奈子の身代わりだったのだ。
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可奈子として何不自由のない暮らしをしながらも、身代わりでしかない自分に疑問を感じる春子。
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母親の記憶が戻り、あらためて春子を養女にと望まれるが、春子は元の施設に帰る。
 
西谷氏の初期の作品は絵、ストーリーとも大変繊細で美しいです。
 
 

昭和39年「少女フレンド」22号・31号・33号

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22号 北島洋子「アイリス」新連載
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「特集※ウィーン少年合唱団の日本旅日記」
表紙の少女はフレンド読者の小柳八三子さん。
口絵・「春のアクセサリー大けんしょう」
「ウィーン少年合唱団ブロマイド」
 
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「スズラン天使」 谷悠紀子
新連載「アイリス」 北島洋子 原作・三浦玲子
フランスの王女アイリスは王位を狙うバルモン大公の企みで城を追われてしまう。
 
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連載「兼高かおる 世界の旅」
日曜の朝は必ずTBSの「兼高かおる 世界の旅」を観ていました(*^_^*)
外国がまだまだ憧れの地だった頃ですね♪
 
和泉雅子物語「詩人はクイズがおすき」
映画「若い港」の撮影中の和泉雅子はこの時高校2年生。
漫画家や詩人になりたいとあります。
和泉雅子はどんな漫画を描くのだろうととても興味がわきました。
しばらくの後、カットが掲載されますが、漫画家にならなくてよかったね、と言うレベルでした(^_^;)
 
31号 新連載「星のナギサ」 細川知栄子
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「特集※世界の王女様」
表紙は石原豪人氏の見事な筆致によるエリザベス女王。
何て美しい…と惚れ惚れしたイラストです。
口絵・ファンタの広告。
このころのファンタオレンジ・グレープは合成着色料を使用されていました。
 
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新連載「星のナギサ」 細川知栄子 原作・加納一郎
細川作品との運命の出会いでした。
なあ~んてかわいい絵なんだろうと一目ぼれ!
表紙はしっかり色鉛筆で塗ったくりましたね(^_^;)
漫画家になりたい!と思ったのもこのころです。
まだお絵描きノートに鉛筆描きで描く程度でしたが。
 
浜辺に倒れていた少女は記憶を失っていた。
“ナギサ”と名付けられた少女は高見病院の家に世話になるが、次第に不思議な力を発揮するようになる。
 
33号 講談社まんが賞入選発表
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「特集※花とバレーのおたよりセット」
口絵・森永ディズニードロップ広告
バレーお便りカード 森下洋子
 
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2色絵物語「想い出のトーシューズ」 絵・高橋真琴
 
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「星のナギサ」細川知栄子
カラーがまたカワイイ♪
 
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「アイリス」 北島洋子
 
ニュース物語「おかあさん つぎは東京オリンピックよ!」
東京オリンピック出場が決定した木原美知子
 
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池田秀一物語「どこかで見ているおとうさん」
 
「スズラン天使」 谷悠紀子
初期の頃より細めの顔になりました。
 
「北風さん」 松尾美保子
 
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「白鳥少女」 細野みち子
 
読み切り「おきつね峠」 南原アキコ
ちばてつや氏「島っ子」休載の為の代原です。
週刊誌ではまだ読み切りが少なかった事もあり、とても印象的な作品でした。
初めて見る作家ですが描きなれている感じなので既に何作か発表しているのだろうか?
なんとなく北島洋子さんにも似ているようでもあるのですが。
“南原章子”と言う名前で覚えているので、この後にも描いていたのかもしれません。
 
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講談社においての初めての漫画賞の入選者発表です。
 
入選 ・里中満智子「ピアの肖像」
 
佳作 ・藤田 茂  貞安達明
この二人はデビューしたんでしょうか?
 
最終審査に残った作品
青池保子「ミミの星」
青池さんは「ローラのほおえみ」でデビューするのですが、あらためて発表を見て気が付きました。
「ローラのほおえみ」が応募作品ではなかったのですね。
担当がついて打ち合わせ後に描かれた作品なのでしょう。
となると、応募作品の「ミミの星」はどんな作品なのか気になります。
 
沼田清さんは後にプロデビューされていますね。
 
藤沢宏臣さんは応募作品の「Gメンエース」は少年漫画だと思うのですが「少女フレンド」でデビューします。
 
 
 

昭和30年「少女」10月号

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表紙・松島トモ子
口絵・“あなたにこのようふくがあたる  スタイルけんしょう”モデル・上田みゆき
目次のイラストは中原淳一そっくりですが、前谷小太郎さんと言う方です。
20年代はオリジナルのイラストだったのですが30年代になると突然中原淳一そっくりになります。
中原淳一は30年代になっても絶大な人気を誇っており、少女漫画雑誌も中原風の画風を求めていたのでしょうか。
前谷氏も自発的に似せて描いていたのではなく、たぶん編集側の要望だったのではないかと推測します。
私が見た限り、前谷氏の30年代の作品は全て中原氏のパクリ画です。
中原淳一と間違えて買ったこともあります(^_^;)
同じ絵描きとして前谷氏はどんな思いでパクリ画を描いていたのかと考えてしまいますね。
自分の希望通り好きなように描ける作家は稀です。
編集側の希望と自分が妥協できるところを折り合いつけて描くことがほとんどです。
私もプロとして一番屈辱的だったのは“○○さん風に”とか“某漫画の絵をそのまんま”などの要望があった時です。『そんなクソみたいな仕事ができるか!』と言う言葉をぐっと呑みこんで、ありがたく押し頂いて描きました(^_^;)
 
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日活映画「銀座二十四帖」より『ルリ子ちゃんの花売り娘』 浅丘ルリ子
“おじさん、お花買ってよ”なんてシーンは古い映画の中だけだと思っていましたが、30年代にも実際にあったようです。本誌にも“ほんとうにあったお話”として記事が掲載されています。
 
連載絵物語「泣くな白鳥」 勝山ひろし
 
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写真物語「さくら貝の歌」 出演 鰐淵晴子
「そよかぜさん」の前に東海銀行の広告があるのですが…
希望者には招き猫貯金箱がもらえるそうです。
すでにこのころから銀行の貯金箱はあったんですね。
ソフビになるのはもっと後になってからでしょうが、このころの素材は何だったんでしょうね。
しかしこの招き猫ちゃんの顔はちょっとこわい(^_^;)
 
小学校4年の時、妹が埼玉銀行のリスのキャラクターの貯金箱が欲しいと言うので、勇気をふるって銀行に入りもらってきました(^_^;)
 
「そよかぜさん」 手塚治虫
どぶ川の映り込みの描き方がすごい!
 
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芸能記事 「映画と歌とラジオのページ」
テレビの記事もありますが、まだテレビは一般の家庭に普及していませんね。
 
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絵物語「まり姫さま」絵・佐藤広樹
次号付録予告
第一付録の本の表紙絵は前述の前谷小太郎氏。
 
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「コッペちゃん」 野呂新平
まだ「まるみちゃん」ほどかわいくはない絵ですね。
 
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絵物語「うずまくダイヤ」 木村光久
ちょっと上目遣いの目は中原淳一の影響でしょうか。
 
「女王の爪」 島田一夫 絵・伊勢邦彦
 
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小説「ここに幸あり」小糸のぶ 絵・松本昌美
中原淳一が「少女の友」の表紙を降りた後、引き継いだのが松本昌美氏。
 
「お江戸のお菊ちゃん」 高野よしてる
 
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「怪傑ふりそで頭巾」 うしおそうじ
 
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「ゆりかちゃん」 藤子不二雄
 
“ほんとうにあったお話 花売り娘のゆき子ちゃん”
 福島の廃れた炭鉱町に住む中学2年生のゆき子ちゃん。
ゆき子ちゃんを始め同じ炭坑町の少女たちに働き口を世話する男が東京からやってくる。
ゆき子ちゃん達は家計を支えるため東京で花売りの仕事をすることになる。
おしろいを塗って口紅をつけて…。
花が売れないとご飯も食べさせてもらえない…。
 
この時代の児童福祉法はどうなっていたのでしょうか。
 
 
 
 
 

昭和39年「少女フレンド」35号・36号 里中満智子デビュー

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35号
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表紙・西郷輝彦
裏表紙・丸美屋ふりかけの広告。
のりたま すきやき チズハム
チズハムは当時から見たことがなかったし、今はもう作っていないんだろうと思っていましたが、たまに買い物に行く近所のドラッグストア「ツルハ」で見かけました。
パッケージデザインもこのままです。
今度買って食べてみようかな♪
 “よい子ちゃんプレゼント”こんなキャンペーンがあったとは知りませんでした。
賞品に男の子向けと女の子向けがあるけれど、女の子向けは8マンとは全然関係ないのね。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
 
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芸能人の恐怖体験
「人だまを見た倉丘伸太郎さん」 イラストは石原豪人。
 
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講談社まんが賞入選の里中満智子氏。
バレーボールの選手だったそうで、スポーツも得意だったんですね。
その割にはスポーツ物は少なかったと思うけど。
 “37号から連載” とありますが、実際に連載を描くのは年末になってからです。
 
36号
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夏休み特集で読み切りが2本掲載。
表紙・牧美也子
「少女フレンド」最初の漫画イラストの表紙です。
この号を買った日のことは実に鮮明に覚えています。
表紙の美しさにしばし見とれてしまいました。
バラのしずくがとてもリアルで、これはいったいどうやって描くのだろう?私もいつか描けるようになるのだろうか?と食い入るように見入ったものです。
バックの鮮やかなグリーンが目に焼き付いていたのですが、今あらためて見ますとこの色は編集されています。
でもとてもいい色だと思いませんか?
 
口絵・しおり 細野みち子 谷悠紀子 北島洋子 細川先生のは切り取られています(-_-;)
絵ハガキ 高橋真琴 下段に谷悠紀子
 
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「アイリス」 北島洋子
この表紙の美しさにもみとれました。
この髪の毛の描き方を一生懸命真似して描きました。
 
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講談社まんが賞入選作「ピアの肖像」 里中満智子
 衝撃的な作品でした。
私より少し年上の女の子がプロとしてデビューするなんて…!
体が熱くなるのを感じました。
私も頑張れば漫画家になれるかな? 
漫画家になりたいと言う気持ちが憧れから具体的に考えるきっかけになったのがこの作品との出会いです。
この当時漫画を描いていた少女達はみんな同じ思いだったでしょうね。
いつか私はこの人の後輩として「少女フレンド」でデビューするんだ…と、心に誓ったのでした。
それがどうして「マーガレット」でデビューしたんだろう????(^_^;)
 
山登りの途中、雨に降られたマリア達は古い城を見つける。
そこにはピアと言う美しい少女が住んでいた。
しばらく城に滞在する内に兄のマイケルの様子がおかしくなる。
実はピアは吸血鬼だった…。
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再録の際何箇所か描き直されていて、コミックスも描き直された物が収録されています。
完全オリジナル版は初出誌のみなので、コミックスをお持ちの方は見比べてみてね。
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「スズラン天使」最終回 谷悠紀子
次週から新連載「あす子の虹」
 
読み切り「やくそくの海」 西奈貴美子
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「北風さん」 松尾美保子
 

昭和33年「りぼん」12月号 東京タワー開業

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表紙・浅野寿々子 かわいいですね(*^_^*)
付録・内藤ルネのクリスマスレターセット 欲しい…♪
 
口絵・懸賞付きカール人形の広告。(増田屋)「ダンスパーティー」
「りぼんクリスマスシール」
 
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「かわいいクリスマスプレゼント」 松島トモ子
 
見開きワイドポスター「世界一のテレビ塔 東京タワー」 バレエを踊るのは鰐淵晴子・朗子姉妹。
人物、ハト、建築物それぞれ合成です。
11月23日から一般公開。
高さは332メートルとなっていますが、別のページでも332メートルとあるので誤植ではないようです。
いつから333メートルになったのでしょうね。
 
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次号付録予告
内藤ルネイラストの羽子板小箱。中に松島トモ子のブロマイドとルーレットが入っています。
 
最終回「天使の白鳥」 木下よしひさ
木下氏は漫画家と言うより挿絵が本業でしょうか。
巻頭を飾るにはあまり知名度は高くない様ですが…。
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「虹のかなたに」 益子かつみ
一コマ目に集英社が描かれています。
この時代の集英社はこんなだったのでしょうか。
編集部内の様子も興味深いです。
 
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「まるみちゃん」 野呂新平
 
「よこずなのクリスマス 若乃花といっしょ」
 
1ページ漫画「おさげのあの子」 清水菎
 
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「ぼんこちゃん」 上田としこ
 
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最終回「紅ばら黒ばら」 横山光輝
外国のお姫様物は、益子かつみ「りぼん城ものがたり」同様「リボンの騎士」を意識したのでしょうか。
編集側の希望だったかもしれません。
次号から「おてんば天使」が始まります。
手塚治虫氏も次号から「あけぼのさん」が新連載。
 
東映作品「一丁目一番地」
 
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「そよ風さんこんにちは」 おざわあきら
作家名の表記が忘れられています(-_-;)
 高度成長期のシンボルの土管がここにも(^_^;)
 
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「ルミちゃん教室」 つのだじろう
 ボンネットバスが懐かしい…。
バスの車掌さんは職業病として胃下垂になる事が多いんですよね。
中学時代の友人がやはり胃下垂が原因で車掌を辞めました。
 
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「おしゃべりサロン」 表紙・内藤ルネ
右上・「おはようコロタン」の藤山のぼる氏のご家族。
左上・中村メイ子 おめでたとあります。神津かんなさん誕生ですね。
 
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「やんちゃカバ姫さま」 夢野凡天
 
つづきよみもの「ねらわれた白鳥」 絵・江川みさを
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「花がたクッキー」 根岸こみち
「江戸っ子でん子ちゃん」 木の実和
「赤い小鳥」 山内竜臣
 
イメージ 13 「めぐみちゃん」 入江しげる
裏表紙・カール人形の広告。
クリスマスにおねだりするのでしょうね。
モデルは小鳩くるみちゃん。
 
 

昭和39年「少女フレンド」37号~41・42号

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37号 特集 あなたに外国のおともだちを紹介します
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新連載「あす子の虹」 谷悠紀子 原作・福本和也
バレエや歌のレッスンを受けながらスターを目指すあす子。
福本和也氏は「少年マガジン」の「ちかいの魔球」「黒い秘密兵器」などでお馴染みですが、少女物も何作か書いています。「少女フレンド」では「あす子の虹」のみだったと思います。
後に航空評論などでテレビでお見かけすることがありましたが、元パイロットだったんですね。
 
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被爆二世の扇ひろ子 原爆記念日にデビュー                    「星のナギサ」 細川知栄子
「涙で歌った“原爆の子の像”」
扇ひろ子の物語は、私の記憶違いでなければ「なかよし」の付録で読んだ気がするのですが。
 
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新連載「東京のつぼみ」 中島利行 
オリンピックの体操競技に想を得たのでしょうか。
チャスラフスカの名前も出てきます。
体操漫画は後に峰岸ひろみ氏、もとやま礼子氏も描いていますが、「東京のつぼみ」が初の体操漫画ですね。
デッサン力のある中島氏描く体操シーンは見事ですが、いかんせんコスチュームが地味なので読者受けはどうだったんでしょうね。
 
38号 特集 17歳の王妃様たんじょう
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表紙は「少女フレンド」では初めての高橋真琴先生です。
「少女フレンド」「マーガレット」両誌の何かお約束みたいなものがあったのでしょうか。
高橋真琴・牧美也子両氏は「少女フレンド」のみ表紙を描いています。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
 
新連載 ニチボー貝塚物語「金メダルへの10年」
写真右から二人目が主将の葛西(旧姓)選手。
折に触れ葛西選手をテレビで拝見しますが、全然変わらないですね。
 
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「ジェット機よ 星空を返して!」
横田基地のジェット機の騒音に悩まされる基地周辺の子供たち。
米軍機の騒音問題は50年たっても全く改善されていないですね。
 
「アイリス」北島洋子
絵が洗練されてきているのですが、髪が金髪でなくなりました(-_-;)
 
39号 特集 バレー日本一世界一
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表紙・森下洋子(中学3年生)
口絵・森下洋子 しおり・舟木一夫 吉永小百合 三田明
 
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絵物語「白鳥の女王」 絵・高橋真琴
 
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新連載「アンネの日記」                     「アイリス」北島洋子      養命酒の広告
以前、図書館の「アンネの日記」関連の本が破かれると
言う事件がありましたが、はからずも「アンネの日記」が
再び注目されることになりました。
 
40号 特集 人知れぬ歌手の苦心
41・42合併号 特集まんが大特集号
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森永チョコレートの広告
ジェムストーンのプレゼント
現在はパワーストーンと呼ばれていますね。
ラベルを送れば全員もらえるので私ももらいましたぁ♪
 
「島っ子」ちばてつや
 
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読み切り「マリアは知ってる」 里中満智子
里中氏のデビュー2作目です。
 ローマ皇帝の娘ルチアとユダヤの青年アリとの悲恋。
ハシラに読者からのお便り“わたし、いまでも「ピアの肖像」をくりかえして読んでいます。わたしも。あれくらいかけtらと思います” 
…漫画を描く少女はみんなそう思ったはず。
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右・漫画専門学校「日本漫画学園」の広告。
通信教育の様ですが、こんな学校があったんですね。
講師は伊東章夫 木村光久 東浦美津夫
 昔、上野の千代田デザイナー学院に「マンガ科」と言うのがあったけど…。
 
読み切り「一日だけのママ」 保谷よしぞう
 
新連載「豆姫さま」倉金章介
「あんみつ姫」でお馴染みの倉金氏ですが、古臭いイメージは否めません。
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 読み切り「はなふぶきの舞い」 東浦美津夫
次号から東浦氏の新連載「マリアの剣士」が始まります。

昭和33年「少女クラブ」1月号

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表紙・渡辺典子
別冊付録 読み切り「ふぶきのオルゴール」水野英子
併載「水色のりぼん」石森章太郎
 
口絵・「あけましておめでとう」 厳島神社
新年だからなのでしょうか。 少女誌に厳島神社とは渋いですね(*^_^*)
「わたしのマスコット」 松島トモ子
トモ子ちゃんは郷土玩具が好きなのだそうです。
 
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「おめでとう1958年 5つの懸賞」
第5の懸賞は「飛行機で空から東京見物ができます!」(東京遊覧航空の飛行機です)
 東京遊覧航空なんてのがあったんですね。
10分間のコースで1000円だそうです。
現在なら15000円くらいでしょうか。
 
新連載「さすらい星の歌」 木山シゲル
 銭屋のちどりは江戸一番の器量よし。
ちどりの秘密を巡って父親は贋金づくりに加担させられる…。
 
木山氏の絵はかなり個性的ですが、40年代ではまったく違う絵になっています。
「その名はジャンヌ」(「なかよし」昭和42年10月号)
 
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「フイチンさん」 上田とし子
「フイチンさん」にも階段の手すり滑りのシーンがあろうとは!
 
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探偵小説「登場の奇術師」 江戸川乱歩 絵・石原豪人
 乱歩作品には様々な挿絵画家が担当しましたが、個人的には石原氏が一番ぴったりなのではないかと思うのであります(*^_^*)
 乱歩に心酔していた頃、ヘンな夢を見ました。バスに乗り込んだ乱歩先生を見つけて、「乱歩先生~!」と叫びながら追いかけた私…(^_^;)
 
「ここからおもしろいまんががどっさり」 表紙・東浦美津夫
「夕やけの曲」東浦美津夫
 
イメージ 11 「あなたが題をつけるまんが」 山内竜臣
キャラクターはあまり魅力的とは言えないのですが、画力がありますね。
店内や大通りの様子がリアルに描かれています。
 
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「銀のはなびら」 水野英子
 
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読み切り「にじのつゆくさ」 牧美也子
牧氏の商業誌デビューは昭和32年「少女」12月号。この作品は2作目でしょうか。
8ページの短編なので全てご紹介します。
上の方のネームが切れて読みにくいのですが(^_^;)
すんごくかわいい絵ですね(*^_^*)
 
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5ページ目、温泉の中にゆでたまごが(^_^;)
下の方にもちょっとしたギャグが(^_^;)
こんなギャグシーンって馴染みの牧作品では見たことがないのでとても新鮮です(*^_^*)
 
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「あっなだれが!」とりうみやすと
 
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「きえていく星」 いずみ・あすか(石森章太郎・赤塚不二夫 合作)
クローズアップから引いていく映画的手法の表現は石森作品から学んだ漫画少年・少女も多いはず。
聖堂内部、あっさりしたタッチで描いているけれどうまいなぁ…。
 
イメージ 12 小説「星の道は遠い」 小糸のぶ 絵・勝山ひろし
 
探偵小説「赤い影ぼうし」 西条八十 絵・谷俊彦
 
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「かおる白ばら」 町田梅子
 
ラジオ東京テレビ放送「どろんこ姫」 絵・松沢のぼる
 
別冊付録「ふぶきのオルゴール」水野英子 「水色のりぼん」石森章太郎
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表紙・水野英子 裏表紙・石森章太郎
A6判 各80ページ 合わせて160ページの豪華版。
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昭和39年「少女フレンド」43号 46号 47・48合併号

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43号 特集 日本の花嫁 世界の花嫁
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表紙・本間千代子
 
口絵・「タミーちゃんの着せ替え人形をあなたにあげます!」 高見エミリー
 
「日本の花嫁 世界の花嫁」
 
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2色企画 「世界の花嫁 びっくりめぐり」 表紙・高橋真琴
 
三菱鉛筆広告 購入者に抽選でアメリカのディズニーランド旅行が当たるそうです。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
きゃわいい!
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2回目の漫画賞募集の告知があります。
1回目では“第一回”とは明記してありませんでしたが、2回目では“第二回”となっています。
と言うことは里中満智子さんは“第一回漫画賞入選”でいいんですね。
 いずれ応募することを想定して、食い入るように読みました。
しかし小5の私には、著作権だとか帰属だとか意味わかんな~い(^_^;)…と悩んでしまいました(^_^;)
 
新連載「マリアの剣士」 東浦美津夫 原作・太田久行
 キリシタン弾圧で母を失った美奈。
追っ手から逃れた美奈の前にクララと言う娘が現れる。
バチカン宮殿から消えた金のマリア像を捜しにローマから来たと言う。
 
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三田明物語「チコちゃんはもういない!」
三田明のヒット曲「ごめんねチコちゃん」は一般公募で入選した歌詞だったんですね。
その作者、安部幸子さんが病気で24歳で亡くなったのだそうです。
 
連載「トモ子のアメリカ武者修行」
松島トモ子が留学先のアメリカから送ってくるルポ。
彼女が描いたビートルズの絵はなかなか上手いです。
 
46号 東京オりンピック大特集号
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表紙・ジャニーズ 高見エミリー
 
裏表紙・明治アトムキャラメル(47号の裏表紙なのですがスペースの都合でここに載せました(^_^;))
 このフィルム欲しさにキャラメルを買いました(^_^;)
このフィルムって放送に使用されたフィルムだったのでしょうか。
 
次号予告
読み切りが2本 里中満智子氏の「銀のたてごと」と、「ミラ」(作者名なし)となっているのですが、「ミラ」は掲載されません。
“15歳の少女が描いた漫画”とあるので新人であることは間違いないのでしょうが、はたして誰だったのだろうと気になります。
青池保子さんかなと思ったのですが、青池さんはこの時16歳だし…。
で、掲載されない次号ではその事について何も触れておらず、差し替えの作品もありません。
 
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最終回「白鳥少女」 細野みち子
連載が長かったので絵も随分変わってしまいました。
最初の頃の方が良かったなぁ。
 白鳥の化身、みずえは吾作老人のいる五色沼に戻ってくるが、老人は亡くなってしまう。
そしてみずえは2度と人間の姿になることはなく白鳥になって帰って行く…。
 ラスト2ページが破損しているのです~~~!(-_-;)
 
47・48合併号 漫画特集号
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口絵・東京オりンピック速報 秋晴れの開会式
 
ブロマイドカレンダー 舟木一夫
 
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「十二夜の琴」前編 わたなべまさこ
まさ子先生はこのころ、「りぼん」「マーガレット」と集英社系しか描いていなかったので「少女フレンド」登場は意外でした。
 目の不自由な少女琴路。
ある日、琴路の大切にしていたカナリヤの金鈴が猫に襲われ行方が分からなくなってしまう。
心配で心を痛める琴路の前に、金鈴を助けた青年が現れ…。
 
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読み切り「銀のたてごと」 里中満智子
里中さんのデビュー3作目。「銀のはなびら」「星のたてごと」を一緒にしたようなタイトルですが(^_^;)
 悪魔の見習いリーナは人を不幸に陥れるために地上にやってくる。
たてごとを弾く青年と知り合うリーナは、青年の竪琴を聞くうち悪魔としての心を失ってしまう。
青年は人間ではなく天使だったのだ。
 
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新連載「団地のダン子」 山根赤鬼
ダン子ちゃんの食卓はちゃぶ台。
さすがにこのころはちゃぶ台は見なくなったけど(^_^;)
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最終回「アイリス」 北島洋子
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最終回「豆姫さま」 倉金章介
 

昭和33年「りぼん」4月号

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表紙・浅野寿々子
 
口絵・カール人形の広告「およめさん」
トモ子ちゃんの「ちょうちょさんとみつばちくん」
 
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「夢のお国めぐり」ディズニーランド
榊原郁恵…じゃなくて(^_^;)刈屋ヒデ子のピーターパン。
昭和30年7月に出来たアメリカのディズニーランドの紹介です。
かかった費用は61億2000万円だそうです。
まさか日本にもディズニーランドができるとは、このころ誰も想像していなかったでしょうね。
 
巻頭新連載「天使の白鳥」 木下よしひさ
バレー漫画ブームの最中なので、取り合えずバレー物を、と言う感じで描かれたような漫画です。
 
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バレリーナに憧れるさゆりは行方の分からぬ母を捜しながら、銀座の街角で花を売っている。
 このころ、舞台が東京の場合どの作品も銀座を描いています。
なぜなんだろう?と疑問だったのですが、今日たまたまテレビで東京オリンピックの話が出ていて納得!
渋谷・新宿・池袋は東京オリンピックを機に副都心計画を立てられたんですね。
それ以前は銀座が東京の一大繁華街だったのだそうです。
私たちの世代だと繁華街と言えば新宿ですよね。
歌謡曲の舞台も昭和40年代から一気に新宿が台頭してきましたね。
 
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「りぼん城ものがたり」益子かつみ
表紙はフェルト人形っぽく描かれています。
益子かつみさんと野呂新平さんは遅筆で有名だったそうですが、そりゃそうでしょう、これだけ描き込んでいれば(^_^;)
 
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写真小説「トモ子のひみつ」 主演・松島トモ子
次号付録予告
絵入り便箋 ブローチ 封筒とシール
女子はお便りセットが好きですね(*^_^*)
そう言えば少年誌にはお便りセットの付録はないですね。
 
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「あらしとりぼん」うちのすみを
 
「まるみちゃん」野呂新平
表紙の構図、漫画ならではの描写です。
 
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「ぼんこちゃん」上田とし子
 
つづきよみもの「いつまたあう」 二反長 半 絵・勝山ひろし
 
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「もも子探偵長」 鈴木光明
 
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「めぐみちゃん」 入江しげる
「すみれさん」よりかなり少女漫画っぽい絵になってきています。
3ページ目、都電・柳の街路樹・消火栓・アドバルーン・敷石の歩道、リアルな昭和の風景です。
 
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「ひまわりきょうだい」 おざわあきら
夜の銀座、ナショナルと森永の広告塔が光ります。
集英社はもちろん銀座にはありません(^_^;)
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新連載「紅ばら黒ばら」 横山光輝
コンチッキ・ショウ(何という名前の付け方(^_^;))伯爵は富と引き換えに娘の紅ばら姫を悪魔に嫁がせようとする。
それを阻止するために天使が青年に姿を変えて地上に降りてくる。
 
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「富士にさく花」 藤山のぼる
 
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「悦ちゃん」(テレビ放送「悦ちゃん」獅子文六) つのだじろう
つのだ氏にしてはおとなしめな絵のキャラクター。
表紙背景、銀座の四丁目交差点がびっちり描かれています。
信号の横にあるのは何でしょうか?
一コマ目、和光下のウィンドウ。交通整理のお巡りさん。

昭和39年「少女フレンド」22号・31号・33号

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22号 北島洋子「アイリス」新連載
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「特集※ウィーン少年合唱団の日本旅日記」
表紙の少女はフレンド読者の小柳八三子さん。
口絵・「春のアクセサリー大けんしょう」
「ウィーン少年合唱団ブロマイド」
 
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「スズラン天使」 谷悠紀子
新連載「アイリス」 北島洋子 原作・三浦玲子
フランスの王女アイリスは王位を狙うバルモン大公の企みで城を追われてしまう。
 
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連載「兼高かおる 世界の旅」
日曜の朝は必ずTBSの「兼高かおる 世界の旅」を観ていました(*^_^*)
外国がまだまだ憧れの地だった頃ですね♪
 
和泉雅子物語「詩人はクイズがおすき」
映画「若い港」の撮影中の和泉雅子はこの時高校2年生。
漫画家や詩人になりたいとあります。
和泉雅子はどんな漫画を描くのだろうととても興味がわきました。
しばらくの後、カットが掲載されますが、漫画家にならなくてよかったね、と言うレベルでした(^_^;)
 
31号 新連載「星のナギサ」 細川知栄子
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「特集※世界の王女様」
表紙は石原豪人氏の見事な筆致によるエリザベス女王。
何て美しい…と惚れ惚れしたイラストです。
口絵・ファンタの広告。
このころのファンタオレンジ・グレープは合成着色料を使用されていました。
 
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新連載「星のナギサ」 細川知栄子 原作・加納一郎
細川作品との運命の出会いでした。
なあ~んてかわいい絵なんだろうと一目ぼれ!
表紙はしっかり色鉛筆で塗ったくりましたね(^_^;)
漫画家になりたい!と思ったのもこのころです。
まだお絵描きノートに鉛筆描きで描く程度でしたが。
 
浜辺に倒れていた少女は記憶を失っていた。
“ナギサ”と名付けられた少女は高見病院の家に世話になるが、次第に不思議な力を発揮するようになる。
 
33号 講談社まんが賞入選発表
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「特集※花とバレーのおたよりセット」
口絵・森永ディズニードロップ広告
バレーお便りカード 森下洋子
 
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2色絵物語「想い出のトーシューズ」 絵・高橋真琴
 
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「星のナギサ」細川知栄子
カラーがまたカワイイ♪
 
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「アイリス」 北島洋子
 
ニュース物語「おかあさん つぎは東京オリンピックよ!」
東京オリンピック出場が決定した木原美知子
 
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池田秀一物語「どこかで見ているおとうさん」
 
「スズラン天使」 谷悠紀子
初期の頃より細めの顔になりました。
 
「北風さん」 松尾美保子
 
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「白鳥少女」 細野みち子
 
読み切り「おきつね峠」 南原アキコ
ちばてつや氏「島っ子」休載の為の代原です。
週刊誌ではまだ読み切りが少なかった事もあり、とても印象的な作品でした。
初めて見る作家ですが描きなれている感じなので既に何作か発表しているのだろうか?
なんとなく北島洋子さんにも似ているようでもあるのですが。
“南原章子”と言う名前で覚えているので、この後にも描いていたのかもしれません。
 
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講談社においての初めての漫画賞の入選者発表です。
 
入選 ・里中満智子「ピアの肖像」
 
佳作 ・藤田 茂  貞安達明
この二人はデビューしたんでしょうか?
 
最終審査に残った作品
青池保子「ミミの星」
青池さんは「ローラのほおえみ」でデビューするのですが、あらためて発表を見て気が付きました。
「ローラのほおえみ」が応募作品ではなかったのですね。
担当がついて打ち合わせ後に描かれた作品なのでしょう。
となると、応募作品の「ミミの星」はどんな作品なのか気になります。
 
沼田清さんは後にプロデビューされていますね。
 
藤沢宏臣さんは応募作品の「Gメンエース」は少年漫画だと思うのですが「少女フレンド」でデビューします。
 
 
 

昭和30年「少女」10月号

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表紙・松島トモ子
口絵・“あなたにこのようふくがあたる  スタイルけんしょう”モデル・上田みゆき
目次のイラストは中原淳一そっくりですが、前谷小太郎さんと言う方です。
20年代はオリジナルのイラストだったのですが30年代になると突然中原淳一そっくりになります。
中原淳一は30年代になっても絶大な人気を誇っており、少女漫画雑誌も中原風の画風を求めていたのでしょうか。
前谷氏も自発的に似せて描いていたのではなく、たぶん編集側の要望だったのではないかと推測します。
私が見た限り、前谷氏の30年代の作品は全て中原氏のパクリ画です。
中原淳一と間違えて買ったこともあります(^_^;)
同じ絵描きとして前谷氏はどんな思いでパクリ画を描いていたのかと考えてしまいますね。
自分の希望通り好きなように描ける作家は稀です。
編集側の希望と自分が妥協できるところを折り合いつけて描くことがほとんどです。
私もプロとして一番屈辱的だったのは“○○さん風に”とか“某漫画の絵をそのまんま”などの要望があった時です。『そんなクソみたいな仕事ができるか!』と言う言葉をぐっと呑みこんで、ありがたく押し頂いて描きました(^_^;)
 
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日活映画「銀座二十四帖」より『ルリ子ちゃんの花売り娘』 浅丘ルリ子
“おじさん、お花買ってよ”なんてシーンは古い映画の中だけだと思っていましたが、30年代にも実際にあったようです。本誌にも“ほんとうにあったお話”として記事が掲載されています。
 
連載絵物語「泣くな白鳥」 勝山ひろし
 
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写真物語「さくら貝の歌」 出演 鰐淵晴子
「そよかぜさん」の前に東海銀行の広告があるのですが…
希望者には招き猫貯金箱がもらえるそうです。
すでにこのころから銀行の貯金箱はあったんですね。
ソフビになるのはもっと後になってからでしょうが、このころの素材は何だったんでしょうね。
しかしこの招き猫ちゃんの顔はちょっとこわい(^_^;)
 
小学校4年の時、妹が埼玉銀行のリスのキャラクターの貯金箱が欲しいと言うので、勇気をふるって銀行に入りもらってきました(^_^;)
 
「そよかぜさん」 手塚治虫
どぶ川の映り込みの描き方がすごい!
 
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芸能記事 「映画と歌とラジオのページ」
テレビの記事もありますが、まだテレビは一般の家庭に普及していませんね。
 
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絵物語「まり姫さま」絵・佐藤広樹
次号付録予告
第一付録の本の表紙絵は前述の前谷小太郎氏。
 
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「コッペちゃん」 野呂新平
まだ「まるみちゃん」ほどかわいくはない絵ですね。
 
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絵物語「うずまくダイヤ」 木村光久
ちょっと上目遣いの目は中原淳一の影響でしょうか。
 
「女王の爪」 島田一夫 絵・伊勢邦彦
 
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小説「ここに幸あり」小糸のぶ 絵・松本昌美
中原淳一が「少女の友」の表紙を降りた後、引き継いだのが松本昌美氏。
 
「お江戸のお菊ちゃん」 高野よしてる
 
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「怪傑ふりそで頭巾」 うしおそうじ
 
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「ゆりかちゃん」 藤子不二雄
 
“ほんとうにあったお話 花売り娘のゆき子ちゃん”
 福島の廃れた炭鉱町に住む中学2年生のゆき子ちゃん。
ゆき子ちゃんを始め同じ炭坑町の少女たちに働き口を世話する男が東京からやってくる。
ゆき子ちゃん達は家計を支えるため東京で花売りの仕事をすることになる。
おしろいを塗って口紅をつけて…。
花が売れないとご飯も食べさせてもらえない…。
 
この時代の児童福祉法はどうなっていたのでしょうか。
 
 
 
 
 

昭和39年「少女フレンド」35号・36号 里中満智子デビュー

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35号
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表紙・西郷輝彦
裏表紙・丸美屋ふりかけの広告。
のりたま すきやき チズハム
チズハムは当時から見たことがなかったし、今はもう作っていないんだろうと思っていましたが、たまに買い物に行く近所のドラッグストア「ツルハ」で見かけました。
パッケージデザインもこのままです。
今度買って食べてみようかな♪
 “よい子ちゃんプレゼント”こんなキャンペーンがあったとは知りませんでした。
賞品に男の子向けと女の子向けがあるけれど、女の子向けは8マンとは全然関係ないのね。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
 
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芸能人の恐怖体験
「人だまを見た倉丘伸太郎さん」 イラストは石原豪人。
 
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講談社まんが賞入選の里中満智子氏。
バレーボールの選手だったそうで、スポーツも得意だったんですね。
その割にはスポーツ物は少なかったと思うけど。
 “37号から連載” とありますが、実際に連載を描くのは年末になってからです。
 
36号
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夏休み特集で読み切りが2本掲載。
表紙・牧美也子
「少女フレンド」最初の漫画イラストの表紙です。
この号を買った日のことは実に鮮明に覚えています。
表紙の美しさにしばし見とれてしまいました。
バラのしずくがとてもリアルで、これはいったいどうやって描くのだろう?私もいつか描けるようになるのだろうか?と食い入るように見入ったものです。
バックの鮮やかなグリーンが目に焼き付いていたのですが、今あらためて見ますとこの色は編集されています。
でもとてもいい色だと思いませんか?
 
口絵・しおり 細野みち子 谷悠紀子 北島洋子 細川先生のは切り取られています(-_-;)
絵ハガキ 高橋真琴 下段に谷悠紀子
 
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「アイリス」 北島洋子
この表紙の美しさにもみとれました。
この髪の毛の描き方を一生懸命真似して描きました。
 
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講談社まんが賞入選作「ピアの肖像」 里中満智子
 衝撃的な作品でした。
私より少し年上の女の子がプロとしてデビューするなんて…!
体が熱くなるのを感じました。
私も頑張れば漫画家になれるかな? 
漫画家になりたいと言う気持ちが憧れから具体的に考えるきっかけになったのがこの作品との出会いです。
この当時漫画を描いていた少女達はみんな同じ思いだったでしょうね。
いつか私はこの人の後輩として「少女フレンド」でデビューするんだ…と、心に誓ったのでした。
それがどうして「マーガレット」でデビューしたんだろう????(^_^;)
 
山登りの途中、雨に降られたマリア達は古い城を見つける。
そこにはピアと言う美しい少女が住んでいた。
しばらく城に滞在する内に兄のマイケルの様子がおかしくなる。
実はピアは吸血鬼だった…。
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再録の際何箇所か描き直されていて、コミックスも描き直された物が収録されています。
完全オリジナル版は初出誌のみなので、コミックスをお持ちの方は見比べてみてね。
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「スズラン天使」最終回 谷悠紀子
次週から新連載「あす子の虹」
 
読み切り「やくそくの海」 西奈貴美子
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「北風さん」 松尾美保子
 

昭和33年「りぼん」12月号 東京タワー開業

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表紙・浅野寿々子 かわいいですね(*^_^*)
付録・内藤ルネのクリスマスレターセット 欲しい…♪
 
口絵・懸賞付きカール人形の広告。(増田屋)「ダンスパーティー」
「りぼんクリスマスシール」
 
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「かわいいクリスマスプレゼント」 松島トモ子
 
見開きワイドポスター「世界一のテレビ塔 東京タワー」 バレエを踊るのは鰐淵晴子・朗子姉妹。
人物、ハト、建築物それぞれ合成です。
11月23日から一般公開。
高さは332メートルとなっていますが、別のページでも332メートルとあるので誤植ではないようです。
いつから333メートルになったのでしょうね。
 
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次号付録予告
内藤ルネイラストの羽子板小箱。中に松島トモ子のブロマイドとルーレットが入っています。
 
最終回「天使の白鳥」 木下よしひさ
木下氏は漫画家と言うより挿絵が本業でしょうか。
巻頭を飾るにはあまり知名度は高くない様ですが…。
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「虹のかなたに」 益子かつみ
一コマ目に集英社が描かれています。
この時代の集英社はこんなだったのでしょうか。
編集部内の様子も興味深いです。
 
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「まるみちゃん」 野呂新平
 
「よこずなのクリスマス 若乃花といっしょ」
 
1ページ漫画「おさげのあの子」 清水菎
 
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「ぼんこちゃん」 上田としこ
 
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最終回「紅ばら黒ばら」 横山光輝
外国のお姫様物は、益子かつみ「りぼん城ものがたり」同様「リボンの騎士」を意識したのでしょうか。
編集側の希望だったかもしれません。
次号から「おてんば天使」が始まります。
手塚治虫氏も次号から「あけぼのさん」が新連載。
 
東映作品「一丁目一番地」
 
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「そよ風さんこんにちは」 おざわあきら
作家名の表記が忘れられています(-_-;)
 高度成長期のシンボルの土管がここにも(^_^;)
 
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「ルミちゃん教室」 つのだじろう
 ボンネットバスが懐かしい…。
バスの車掌さんは職業病として胃下垂になる事が多いんですよね。
中学時代の友人がやはり胃下垂が原因で車掌を辞めました。
 
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「おしゃべりサロン」 表紙・内藤ルネ
右上・「おはようコロタン」の藤山のぼる氏のご家族。
左上・中村メイ子 おめでたとあります。神津かんなさん誕生ですね。
 
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「やんちゃカバ姫さま」 夢野凡天
 
つづきよみもの「ねらわれた白鳥」 絵・江川みさを
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「花がたクッキー」 根岸こみち
「江戸っ子でん子ちゃん」 木の実和
「赤い小鳥」 山内竜臣
 
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裏表紙・カール人形の広告。
クリスマスにおねだりするのでしょうね。
モデルは小鳩くるみちゃん。
 
 

昭和39年「少女フレンド」37号~41・42号

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37号 特集 あなたに外国のおともだちを紹介します
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新連載「あす子の虹」 谷悠紀子 原作・福本和也
バレエや歌のレッスンを受けながらスターを目指すあす子。
福本和也氏は「少年マガジン」の「ちかいの魔球」「黒い秘密兵器」などでお馴染みですが、少女物も何作か書いています。「少女フレンド」では「あす子の虹」のみだったと思います。
後に航空評論などでテレビでお見かけすることがありましたが、元パイロットだったんですね。
 
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被爆二世の扇ひろ子 原爆記念日にデビュー                    「星のナギサ」 細川知栄子
「涙で歌った“原爆の子の像”」
扇ひろ子の物語は、私の記憶違いでなければ「なかよし」の付録で読んだ気がするのですが。
 
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新連載「東京のつぼみ」 中島利行 
オリンピックの体操競技に想を得たのでしょうか。
チャスラフスカの名前も出てきます。
体操漫画は後に峰岸ひろみ氏、もとやま礼子氏も描いていますが、「東京のつぼみ」が初の体操漫画ですね。
デッサン力のある中島氏描く体操シーンは見事ですが、いかんせんコスチュームが地味なので読者受けはどうだったんでしょうね。
 
38号 特集 17歳の王妃様たんじょう
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表紙は「少女フレンド」では初めての高橋真琴先生です。
「少女フレンド」「マーガレット」両誌の何かお約束みたいなものがあったのでしょうか。
高橋真琴・牧美也子両氏は「少女フレンド」のみ表紙を描いています。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
 
新連載 ニチボー貝塚物語「金メダルへの10年」
写真右から二人目が主将の葛西(旧姓)選手。
折に触れ葛西選手をテレビで拝見しますが、全然変わらないですね。
 
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「ジェット機よ 星空を返して!」
横田基地のジェット機の騒音に悩まされる基地周辺の子供たち。
米軍機の騒音問題は50年たっても全く改善されていないですね。
 
「アイリス」北島洋子
絵が洗練されてきているのですが、髪が金髪でなくなりました(-_-;)
 
39号 特集 バレー日本一世界一
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表紙・森下洋子(中学3年生)
口絵・森下洋子 しおり・舟木一夫 吉永小百合 三田明
 
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絵物語「白鳥の女王」 絵・高橋真琴
 
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新連載「アンネの日記」                     「アイリス」北島洋子      養命酒の広告
以前、図書館の「アンネの日記」関連の本が破かれると
言う事件がありましたが、はからずも「アンネの日記」が
再び注目されることになりました。
 
40号 特集 人知れぬ歌手の苦心
41・42合併号 特集まんが大特集号
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森永チョコレートの広告
ジェムストーンのプレゼント
現在はパワーストーンと呼ばれていますね。
ラベルを送れば全員もらえるので私ももらいましたぁ♪
 
「島っ子」ちばてつや
 
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読み切り「マリアは知ってる」 里中満智子
里中氏のデビュー2作目です。
 ローマ皇帝の娘ルチアとユダヤの青年アリとの悲恋。
ハシラに読者からのお便り“わたし、いまでも「ピアの肖像」をくりかえして読んでいます。わたしも。あれくらいかけtらと思います” 
…漫画を描く少女はみんなそう思ったはず。
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右・漫画専門学校「日本漫画学園」の広告。
通信教育の様ですが、こんな学校があったんですね。
講師は伊東章夫 木村光久 東浦美津夫
 昔、上野の千代田デザイナー学院に「マンガ科」と言うのがあったけど…。
 
読み切り「一日だけのママ」 保谷よしぞう
 
新連載「豆姫さま」倉金章介
「あんみつ姫」でお馴染みの倉金氏ですが、古臭いイメージは否めません。
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 読み切り「はなふぶきの舞い」 東浦美津夫
次号から東浦氏の新連載「マリアの剣士」が始まります。

昭和33年「少女クラブ」1月号

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表紙・渡辺典子
別冊付録 読み切り「ふぶきのオルゴール」水野英子
併載「水色のりぼん」石森章太郎
 
口絵・「あけましておめでとう」 厳島神社
新年だからなのでしょうか。 少女誌に厳島神社とは渋いですね(*^_^*)
「わたしのマスコット」 松島トモ子
トモ子ちゃんは郷土玩具が好きなのだそうです。
 
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「おめでとう1958年 5つの懸賞」
第5の懸賞は「飛行機で空から東京見物ができます!」(東京遊覧航空の飛行機です)
 東京遊覧航空なんてのがあったんですね。
10分間のコースで1000円だそうです。
現在なら15000円くらいでしょうか。
 
新連載「さすらい星の歌」 木山シゲル
 銭屋のちどりは江戸一番の器量よし。
ちどりの秘密を巡って父親は贋金づくりに加担させられる…。
 
木山氏の絵はかなり個性的ですが、40年代ではまったく違う絵になっています。
「その名はジャンヌ」(「なかよし」昭和42年10月号)
 
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「フイチンさん」 上田とし子
「フイチンさん」にも階段の手すり滑りのシーンがあろうとは!
 
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探偵小説「登場の奇術師」 江戸川乱歩 絵・石原豪人
 乱歩作品には様々な挿絵画家が担当しましたが、個人的には石原氏が一番ぴったりなのではないかと思うのであります(*^_^*)
 乱歩に心酔していた頃、ヘンな夢を見ました。バスに乗り込んだ乱歩先生を見つけて、「乱歩先生~!」と叫びながら追いかけた私…(^_^;)
 
「ここからおもしろいまんががどっさり」 表紙・東浦美津夫
「夕やけの曲」東浦美津夫
 
イメージ 11 「あなたが題をつけるまんが」 山内竜臣
キャラクターはあまり魅力的とは言えないのですが、画力がありますね。
店内や大通りの様子がリアルに描かれています。
 
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「銀のはなびら」 水野英子
 
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読み切り「にじのつゆくさ」 牧美也子
牧氏の商業誌デビューは昭和32年「少女」12月号。この作品は2作目でしょうか。
8ページの短編なので全てご紹介します。
上の方のネームが切れて読みにくいのですが(^_^;)
すんごくかわいい絵ですね(*^_^*)
 
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5ページ目、温泉の中にゆでたまごが(^_^;)
下の方にもちょっとしたギャグが(^_^;)
こんなギャグシーンって馴染みの牧作品では見たことがないのでとても新鮮です(*^_^*)
 
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「あっなだれが!」とりうみやすと
 
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「きえていく星」 いずみ・あすか(石森章太郎・赤塚不二夫 合作)
クローズアップから引いていく映画的手法の表現は石森作品から学んだ漫画少年・少女も多いはず。
聖堂内部、あっさりしたタッチで描いているけれどうまいなぁ…。
 
イメージ 12 小説「星の道は遠い」 小糸のぶ 絵・勝山ひろし
 
探偵小説「赤い影ぼうし」 西条八十 絵・谷俊彦
 
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「かおる白ばら」 町田梅子
 
ラジオ東京テレビ放送「どろんこ姫」 絵・松沢のぼる
 
別冊付録「ふぶきのオルゴール」水野英子 「水色のりぼん」石森章太郎
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表紙・水野英子 裏表紙・石森章太郎
A6判 各80ページ 合わせて160ページの豪華版。
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昭和39年「少女フレンド」43号 46号 47・48合併号

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43号 特集 日本の花嫁 世界の花嫁
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表紙・本間千代子
 
口絵・「タミーちゃんの着せ替え人形をあなたにあげます!」 高見エミリー
 
「日本の花嫁 世界の花嫁」
 
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2色企画 「世界の花嫁 びっくりめぐり」 表紙・高橋真琴
 
三菱鉛筆広告 購入者に抽選でアメリカのディズニーランド旅行が当たるそうです。
 
「星のナギサ」 細川知栄子
きゃわいい!
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2回目の漫画賞募集の告知があります。
1回目では“第一回”とは明記してありませんでしたが、2回目では“第二回”となっています。
と言うことは里中満智子さんは“第一回漫画賞入選”でいいんですね。
 いずれ応募することを想定して、食い入るように読みました。
しかし小5の私には、著作権だとか帰属だとか意味わかんな~い(^_^;)…と悩んでしまいました(^_^;)
 
新連載「マリアの剣士」 東浦美津夫 原作・太田久行
 キリシタン弾圧で母を失った美奈。
追っ手から逃れた美奈の前にクララと言う娘が現れる。
バチカン宮殿から消えた金のマリア像を捜しにローマから来たと言う。
 
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三田明物語「チコちゃんはもういない!」
三田明のヒット曲「ごめんねチコちゃん」は一般公募で入選した歌詞だったんですね。
その作者、安部幸子さんが病気で24歳で亡くなったのだそうです。
 
連載「トモ子のアメリカ武者修行」
松島トモ子が留学先のアメリカから送ってくるルポ。
彼女が描いたビートルズの絵はなかなか上手いです。
 
46号 東京オりンピック大特集号
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表紙・ジャニーズ 高見エミリー
 
裏表紙・明治アトムキャラメル(47号の裏表紙なのですがスペースの都合でここに載せました(^_^;))
 このフィルム欲しさにキャラメルを買いました(^_^;)
このフィルムって放送に使用されたフィルムだったのでしょうか。
 
次号予告
読み切りが2本 里中満智子氏の「銀のたてごと」と、「ミラ」(作者名なし)となっているのですが、「ミラ」は掲載されません。
“15歳の少女が描いた漫画”とあるので新人であることは間違いないのでしょうが、はたして誰だったのだろうと気になります。
青池保子さんかなと思ったのですが、青池さんはこの時16歳だし…。
で、掲載されない次号ではその事について何も触れておらず、差し替えの作品もありません。
 
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最終回「白鳥少女」 細野みち子
連載が長かったので絵も随分変わってしまいました。
最初の頃の方が良かったなぁ。
 白鳥の化身、みずえは吾作老人のいる五色沼に戻ってくるが、老人は亡くなってしまう。
そしてみずえは2度と人間の姿になることはなく白鳥になって帰って行く…。
 ラスト2ページが破損しているのです~~~!(-_-;)
 
47・48合併号 漫画特集号
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口絵・東京オりンピック速報 秋晴れの開会式
 
ブロマイドカレンダー 舟木一夫
 
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「十二夜の琴」前編 わたなべまさこ
まさ子先生はこのころ、「りぼん」「マーガレット」と集英社系しか描いていなかったので「少女フレンド」登場は意外でした。
 目の不自由な少女琴路。
ある日、琴路の大切にしていたカナリヤの金鈴が猫に襲われ行方が分からなくなってしまう。
心配で心を痛める琴路の前に、金鈴を助けた青年が現れ…。
 
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読み切り「銀のたてごと」 里中満智子
里中さんのデビュー3作目。「銀のはなびら」「星のたてごと」を一緒にしたようなタイトルですが(^_^;)
 悪魔の見習いリーナは人を不幸に陥れるために地上にやってくる。
たてごとを弾く青年と知り合うリーナは、青年の竪琴を聞くうち悪魔としての心を失ってしまう。
青年は人間ではなく天使だったのだ。
 
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新連載「団地のダン子」 山根赤鬼
ダン子ちゃんの食卓はちゃぶ台。
さすがにこのころはちゃぶ台は見なくなったけど(^_^;)
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最終回「アイリス」 北島洋子
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最終回「豆姫さま」 倉金章介
 

昭和33年「りぼん」4月号

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表紙・浅野寿々子
 
口絵・カール人形の広告「およめさん」
トモ子ちゃんの「ちょうちょさんとみつばちくん」
 
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「夢のお国めぐり」ディズニーランド
榊原郁恵…じゃなくて(^_^;)刈屋ヒデ子のピーターパン。
昭和30年7月に出来たアメリカのディズニーランドの紹介です。
かかった費用は61億2000万円だそうです。
まさか日本にもディズニーランドができるとは、このころ誰も想像していなかったでしょうね。
 
巻頭新連載「天使の白鳥」 木下よしひさ
バレー漫画ブームの最中なので、取り合えずバレー物を、と言う感じで描かれたような漫画です。
 
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バレリーナに憧れるさゆりは行方の分からぬ母を捜しながら、銀座の街角で花を売っている。
 このころ、舞台が東京の場合どの作品も銀座を描いています。
なぜなんだろう?と疑問だったのですが、今日たまたまテレビで東京オリンピックの話が出ていて納得!
渋谷・新宿・池袋は東京オリンピックを機に副都心計画を立てられたんですね。
それ以前は銀座が東京の一大繁華街だったのだそうです。
私たちの世代だと繁華街と言えば新宿ですよね。
歌謡曲の舞台も昭和40年代から一気に新宿が台頭してきましたね。
 
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「りぼん城ものがたり」益子かつみ
表紙はフェルト人形っぽく描かれています。
益子かつみさんと野呂新平さんは遅筆で有名だったそうですが、そりゃそうでしょう、これだけ描き込んでいれば(^_^;)
 
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写真小説「トモ子のひみつ」 主演・松島トモ子
次号付録予告
絵入り便箋 ブローチ 封筒とシール
女子はお便りセットが好きですね(*^_^*)
そう言えば少年誌にはお便りセットの付録はないですね。
 
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「あらしとりぼん」うちのすみを
 
「まるみちゃん」野呂新平
表紙の構図、漫画ならではの描写です。
 
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「ぼんこちゃん」上田とし子
 
つづきよみもの「いつまたあう」 二反長 半 絵・勝山ひろし
 
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「もも子探偵長」 鈴木光明
 
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「めぐみちゃん」 入江しげる
「すみれさん」よりかなり少女漫画っぽい絵になってきています。
3ページ目、都電・柳の街路樹・消火栓・アドバルーン・敷石の歩道、リアルな昭和の風景です。
 
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「ひまわりきょうだい」 おざわあきら
夜の銀座、ナショナルと森永の広告塔が光ります。
集英社はもちろん銀座にはありません(^_^;)
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新連載「紅ばら黒ばら」 横山光輝
コンチッキ・ショウ(何という名前の付け方(^_^;))伯爵は富と引き換えに娘の紅ばら姫を悪魔に嫁がせようとする。
それを阻止するために天使が青年に姿を変えて地上に降りてくる。
 
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「富士にさく花」 藤山のぼる
 
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「悦ちゃん」(テレビ放送「悦ちゃん」獅子文六) つのだじろう
つのだ氏にしてはおとなしめな絵のキャラクター。
表紙背景、銀座の四丁目交差点がびっちり描かれています。
信号の横にあるのは何でしょうか?
一コマ目、和光下のウィンドウ。交通整理のお巡りさん。

祝!鈴木光明「もも子探偵長」初単行本化

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…と言うことで今回は「もも子探偵長」昭和33年12月号別冊付録(右)・昭和34年7月号別冊付録をご紹介します。
 
鈴木光明 (1936年2月8日 - 2004年11月14日)
6人兄弟の三男として出生。中学生の頃より漫画家を志す。中学卒業後に職を転々としながら漫画を描き続け、1952年に描き下ろしの貸本漫画単行本『江戸大変録』でデビュー。手塚治虫の推薦により1955年に『おもしろブック』の連載「くろがね力士」で雑誌デビュー。(ウィキペディアより抜粋)
 
 「もも子探偵長」 りぼん 1958年1月号~1959年12月号
もも子をリーダーにキジ子、ワン子、モン子の少女探偵団が怪奇な謎を解き明かしていく。
 34年7月号全ページご紹介します。
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併載作品は「おはようコロタン」藤山のぼる 「とびだしたサンタさん」宮坂栄一
 
実は私はリアルタイムでは「もも子探偵長」を読んでいません。
鈴木先生自身が早くに第一線を退かれているので、鈴木光明作品に出会うきっかけがありませんでした。
初めて見たのは1970年になってからの「デラ・マ」
と言うことで鈴木先生との出会いも漫画家としてではなく、後進の指導にあたっていた講師としての鈴木先生でした。
「別マ」「花ゆめ」主催の、鈴木光明漫画教室の講師として招かれ10年程私自身も勉強させいただきました。
 先日写真の整理をしていたら、先生に撮っていただいた写真が出てきて…。
30年前の漫画教室をしみじみと懐かしんでしまいました。
マニキュアを片手を黒、もう片手をシルバーに塗って先生をビックラこかしたり(^_^;)
“松崎さんは不思議な人ですねぇ 会うたびに若くなっていく”…なーんて、まわりに女子が多いせいかお世辞の上手い先生でした(*^_^*)
 晩年、病に倒れられ、2,3年、賀状の返事も奥さまの代筆となり、2004年に訃報が届きました。
 
各雑誌のコミックス発行が盛んになったのが1970年代になってから。
そのため70年代以前に現役を退かれた鈴木先生のコミックスは少ないんですね。
復刊ドットコムでの「もも子探偵長」コミックス化はとても喜ばしいことです。
興味を持たれた方は是非ご一読ください(*^_^*)
 
 
 

昭和39年「少女フレンド」49号・50号・51号・54号

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49号 特集 世界のゆびわ案内
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表紙 高石かつ枝 高見エミリー
 
口絵・“外国少女はゆびわがおすき 世界のゆびわあんない” モデル・吉永小百合 松原智恵子 本間千代子
 
裏表紙・シスコの広告
シスコのキャラクターの人形劇アニメ「進めシスコン」観てましたね♪
コーンフレークも良く食べました(^_^;)
 
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養銘酒の広告
 
前後編「十二夜の琴」後編 わたなべまさこ
 琴路のカナリヤを助けてくれた竜馬は目医者の卵。
琴路の目は手術をしても見えるのはわずかな間で、すぐにまた見えなくなってしまうと言う。
それでも琴路はひと目だけでも竜馬の顔が見たいと手術を望むが…。
 
毎号ついていたカラー表紙はこの作品で最後となります。
ページが増えた分コストを抑えたのかもしれません。
「マーガレット」も創刊年は毎号カラー表紙が、まさ子先生、牧美也子氏のダブルで載っていたのですが、やはりカラー表紙が無くなりとても残念です。
 
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新連載「亜子」 細野みち子 原作・深沢一夫
 ピアニストを目指す亜子は、事故で右手の自由を失ってしまう。
井上先生(実は亜子の生みの母)のはげましと指導でピアニストの道を歩む。
 
“亜子”と言う名前が素敵だなと思いました。
いつか自分の作品で使いたいと思っていました。使いました(^_^;)
 
50号 特集 冬の洋服おしゃれあんない  新連載「美しきスザンナ」北島洋子
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カリフォルニアレーズンの広告 絵・益子かつみ
 
“冬の少女服 ファッションショー”
 
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新連載「美しきスザンナ」 北島洋子
 名作「アンクル・トムの小屋」がモチーフ。
テーマが重かったので娯楽性に欠けたのが残念でした。
 
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河西昌枝選手物語“この晴れ着を父に見せたい!”
東京オリンピックで金メダルをとったバレーボールの河西選手が、亡き父に晴れ着で報告に。
 
世界一の動物スター“名犬ラッシーのひみつ”
2代目ラッシーの物語。
 
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歌手 東山明美物語“なみだぐむけどなかないの!”
 
新連載「タマゲタさん」 森田拳次
 住所が足立区の本木団地になっています。
都営団地は所得額に条件があるんですよね。
後に横浜に移られたのは「丸出ダメ夫」がヒットして高額所得者になったからなのでしょう(^_^;)
 
51号 特集 映画・テレビの人気もの特集号
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表紙・松原智恵子 高見エミリー
 
“わたしたちの大事なマスコットくらべ”
倍賞千恵子 倉岡伸太郎 吉永小百合
 懐かしいデザインのステレオです。
その上にはボーリング場の写真が。
1970年のボーリングブームの時はあちこちにボーリング場が出現しましたが、このころのボーリング場はどこにあったんでしょう?
 
52・53合併号
青池保子さんのフレンドデビュー作「ローラのほおえみ」掲載。
この号はすでに紹介済みなのでそちらを見てね♪
 
54号 クリスマス特別プレゼント号
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表紙・高見エミリー
39年度最終号です。
 
口絵・クリスマス特別大けんしょう“あなたにかわいいいぬのマスコットをあげます”
クリスマスカードが2枚付いています。
 
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雪印デコレーションアイスクリームの広告。
 たぶんこれが最初のデコレーションアイスですよね。
食べました♪
サーティーワンが出来た時も食べました♪
 
絵物語「雪の中のお母さん」 絵・高橋真琴
 
「美しきスザンナ」 北島洋子
 
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特別ニュース“16歳の少女がはじめてかくつづきまんが”
青池保子さんが新年号から、里中満智子さんが2・3合併号から新連載を描くと言う、鳴り物入りのお知らせです。
 
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ことしの10大ニュース(昭和39年)
①少女 殺人犯をつかまえる
5人を殺害した西口彰が立ち寄った教師宅で、その家の11歳の娘にみやぶられ逮捕された。
 この事件の事はつい先日もテレビで取り上げていましたね。
②ライシャワー大使刺される
③ウィーン少年合唱団来日
④新潟大地震
⑤義宮さま華子様ご結婚
⑥「ひかり号」走る
⑦東京オリンピック
⑧フルシチョフさんさようなら
⑨佐藤さんが新首相に
 オリンピックが7位と言うのは意外ですね。
 
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最終回「マリアの剣士」 東浦美津夫
次号予告「ばらがなくとき」 青池保子
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